インジケーター

ハイローオーストラリアのウィリアムズ%Rの最強設定と組み合わせを解説

ハイローオーストラリアでは、様々なインジゲーターを駆使して分析を行うことで、エントリーポイントの精査や勝率アップが見込めます。

中でも、ウィリアムズ%R(ウィリアムズパーセントレンジ)は、逆張り・順張りの両方で有効なインジゲーターであり、ハイローオーストラリアのトレードでも一定の人気があります。

ウィリアムズ%Rの仕組みや使い方を理解して、ハイローオーストラリアでの分析幅を広げてみてください。

ウィリアムズ%R(パーセントレンジ)の見方

そもそも、ウィリアムズ%Rとはアメリカの有名投資家であるラリー・ウィリアムズ氏によって考案されたテクニカル指標です。

MT4・MT5に標準搭載された指標であり、挿入すると以下のように表示されます。

サブチャート上に1本の線が表示され、線の位置から価格の動向を分析可能です。

サブチャートには、上下に2本の点線が表示されています.

線が点線の上方向に推移していると相場が買われすぎ水準、線が点線の下方向を推移していると相場が売られすぎ水準との判断が可能です。

ストキャスティクスやRSIのようなオシレーター系指標と基本的な見方は同じです。

また、ウィリアムズ%Rはトレンドの転換を分析するガーページトップと、ガーページボトムという2種類の分析方法もできます。

ガーベージトップ

ガーページトップは以下のようなパターンを指します。

チャートの黒〇を見ると、ウィリアムズ%Rの上限である0のラインにタッチしている事が分かります。

点線のポイントは-20と記されていますが、このように上限の0ラインに届いたポイントで複数回の反発をすると、高値圏からの転換を示しやすいです。

パターン形成後は、相場が下落方向に向かうサインとして捉えられます。

ガーベージボトム

ガーベージボトムのパターンは以下の通りです。

点線のラインは-80ラインで、下限が-100と記されています。

黒〇で示したように、-100のラインに線が到達すると、ガーベージボトムとは逆に相場の転換点として上昇方向に進む合図となる仕組みです。

ウィリアムズ%Rはオシレーター系のインジゲーターですが、2つのパターンを意識することで、トレンド相場の転換点を示す指標として活かされる場合もあります。

ウィリアムズ%Rのだましに注意

ウィリアムズ%Rを使う際は、だましに注意して取引することが重要です。

他のオシレーター系指標に比べると、動きが敏感で反応が早いという特徴があるので、根拠を組み合わせてエントリーポイントを精査する必要があります。

上図は、ウィリアムズ%Rと、人気のオシレーター系指標であるRSI・ストキャスティクスを比較したものです。

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圧倒的にウィリアムズ%Rの方が反応が早く、上下の線へ何度も推移している事が分かります。

反応した地点で全てエントリーすると、大型連敗をする可能性もあるので、ローソク足やパターンでの根拠は付け加えたうえで取引を行いましょう。

ウィリアムズ%Rのおすすめ設定方法

続いて、ウィリアムズ%Rの設定方法を見ていきます。

ウィリアムズ%Rは、MT4・MT5に標準搭載されているので、別途ファイルをダウンロードする必要はありません。

まず、ダウンロードしたMT4・MT5を起動しましょう。

チャートの上部にある挿入→インディケータ→オシレーターの順にクリックしてください。

各種オシレーター系指標が表示されますが、最下部にある「Williams` Percent Range」と記載された項目をクリックすると表示可能です。

すると、以下のような設定画面が表示されます。

期間の部分には標準で14とありますが、期間を短くすることで、ウィリアムズ%Rの反応が早くなります。

逆に、期間を長くすると反応が鈍くなる仕組みです。

期間の設定に明確な正解はないので、自身の手法に合わせて設定しましょう。

特別な理由がないのであれば、期間14が一番おすすめの設定です。

設定画面の下部にある「OK」をクリックすれば表示ができます。

ウィリアムズ%Rを使ったハイロー攻略法

次に、ウィリアムズ%Rを使ったハイローオーストラリア攻略法を解説します。

ハイローオーストラリアでは、ウィリアムズ%Rを使って順張りと逆張りの両方で活かすことが可能です。

具体的な活かし方をマスターして、活用用途の幅を広げてみてください。

トレンド過程での上限・下限到達

まず紹介するのは、トレンドでの逆張りについてです。

トレンドとは言っても、長期のトレンドではなく、緩やかに形成されたトレンド相場を狙います。

チャートは5分足表示、ウィリアムズ%Rは標準の期間14設定で準備しておきましょう。

上図で言う、矢印のポイントを狙っていきます。
エントリーのポイントは以下の通りです。

  • トレンド過程で一時的な反発を見せた後
  • 直近の高安値をエントリーポイントが大きなローソク足で更新している
  • ウィリアムズ%Rが上限(下降トレンド時は下限)に到達

上図では、上昇トレンドの過程で一時的な下落をした後に大陽線の出現で上昇していることが分かります。

大陽線出現時に、ウィリアムズ%Rが上限の0ラインに達しているのを確認してエントリーする流れです。

判定時間は長めの10分~15分判定を狙いましょう。

Turboでは5分までの判定しか用意されていないので、HighLowの取引で狙うと良いです。

 スパイクからの転換を狙った順張り

続いて紹介するのは、スパイクからの転換を狙った順張りです。

スパイクとは、以下のような相場を指します。

複数のローソク足で下降→上昇を見せている「くの字」ができているポイントです。

ウィリアムズ%Rで狙う際は、上チャートで言う下落後の上昇を見せたポイントを狙っていきます。

チャートは5分足、ウィリアムズ%Rは期間14のデフォルトで表示させましょう。

赤い矢印のローソク足のポイントで順張りを狙っていきます。

  • ローソク足が2本続けて逆方向に推移する
  • ローソク足のサイズは小さめ
  • ウィリアムズ%Rが-100の点線(逆の場合は100の点線)を更新

ポイントは、ウィリアムズ%Rの線が上昇方向に推移して、点線を超えているかどうかです。

更新していないポイントでは、明確な反発とはならず、価格が安値圏で停滞する可能性があるので注意しましょう。

こちらも、10分~15分ほどの長期判定で狙うので、TurboではなくHighLow取引を使っていくと良いです。

トレンド転換を狙った逆張り

続いて、トレンド転換を狙った逆張りを紹介します。

ウィリアムズ%Rのトレンド転換シグナルは、前述したガーベージトップ・ボトムと初回しましたが、あまり形成しないパターンでもあります。

以下のような相場でも、トレンド転換のサインになりやすく、チャンスを広げるために狙うことができます。

赤い枠は上昇トレンドが転換しやすいポイント、青い枠は下降トレンドが転換しやすいポイントを指します。

どちらも、点線を超えてウィリアムズ%Rの線が停滞している相場です。

永遠に停滞することはなく、「そろそろトレンドの転換ですよ」といった合図になる傾向にあります。

チャートは1分足で表示させて、以下のようなポイントを狙っていきましょう。

  • ウィリアムズ%Rが上限・下限付近で停滞
  • トレンド方向に大きなローソク足で伸びてきたポイント

矢印のポイントでは、下降トレンド後に大陰線で下落していることが分かります。

ウィリアムズ%Rの線は、安値圏での停滞をしているので、トレンド転換の合図となりやすく、上昇方向への反発が見込める相場です。

1分足で分析して、上図のようなポイントが出現した際に5分~10分の判定時間で逆張りエントリーをしましょう。

ウィリアムズ%Rと相性の良い組み合わせ

ウィリアムズ%Rを他のインジゲーターと組み合わせる際は、オシレーター系ではなくトレンド系のインジゲーターと組み合わせた方が良いです。

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • エンベロープ
    など

ウィリアムズ%Rは、他のオシレーター系指標に比べて敏感な反応を見せる傾向です。

そのため、RSIやストキャスティクスの反応している地点ではウィリアムズ%Rも反応します。

上記のトレンド系指標はトレンドの強弱が判断できるため、ウィリアムズ%Rとは異なる根拠を加えることができます。

上図は、ボリンジャーバンドとウィリアムズ%Rを挿入したチャートです。

矢印のポイントでは、ウィリアムズ%Rが下限に達している根拠に加えて、ボリンジャーバンドの線にタッチを根拠にしています。

あくまでも一例ですが、トレンド系指標の根拠を1つでも加えてあげることで、だましを回避しやすいです。

ただし、あまりに多くのインジゲーターを加えるとチャートが見にくくなるほか、反対にエントリーポイントが減ってしまうので注意しましょう。

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