ハイローオーストラリアでは、各種インジゲーターを用いた分析が一般的です。
本記事で紹介するのは、マイナーながらもハイローオーストラリアでは高い人気を誇るVLDMIというインジゲーターです。
ハイローオーストラリアでのVLDMの使い方を詳しく解説していきます。
このページの目次
VLDMIの特徴
VLDMIとは、為替相場の売られすぎ・買われすぎを示したインジゲーターです。
マイナーなインジゲーターとなっており、いつ誰が作成したのかも不明となっています。
挿入するとチャート内のサブチャートに1本の線が表示されます。
点線部分は上限70、下限30に設定されており、上限70を超えると買われすぎ、下限30を超えると相場が売られすぎていると判断可能です。
標準偏差を用いている
VLDMIは、RSIとよく似た計算式で構成されています。
しかし、RSIに比べると比較的機敏な動きを見せるため、オシレーター系指標の中でもチャンスが多いと言えるでしょう。
VLDMIにはRSIの計算式に加えて標準偏差が用いられています。
標準偏差
価格の平均からばらつきを示す指標
標準偏差が用いらている指標としてボリンジャーバンドがありますが、VLDMIはボリンジャーバンドとRSIの良い点を組み合わせた指標とも言えるでしょう。
RSIは価格の平均値のみで計算されているため、トレンド相場では全く機能しないというデメリットがありますが、VLDMIはトレンド相場でも機能しやすいです。
当然、レンジ相場でも根拠を持ったエントリーができるので、トレンド・レンジに関わらず有効なインジゲーターとなっています。
VLDMIの導入方法
オシレーターの中でも優秀なインジゲーターであるVLDMIですが、MT4やMT5には標準搭載されていません。
VLDMIを利用したい方は、上記リンクから導入をしてみてください。
なお、上記のファイルはMT4専用となっているので、MT5ではダウンロードができません。
本ファイルは、必ずMT4をダウンロードを用意してデモ口座などに挿入させましょう。
手順①VLDMIをダウンロード
まずは、VLDMのファイルをダウンロードしましょう。
リンクをクリックしてPCにダウンロードしてください。
手順②MT4を起動してファイルを開く
続いて、VLDMIを挿入したいMT4を起動しましょう。
画面左上にある「ファイル」をクリック後に項目内から「データフォルダを開く」をクリックしてください。
続いて表示される画面から、「Indicators」をクリックしておきましょう。
手順③「Indicators」にVLDMIを挿入
続いて、ダウンロードしたVLDMIのファイルを開きます。
VLDMIはzipファイル形式で挿入しているので、ダウンロード後に一度クリックをして、ex4ファイルが表示された状態にしてください。
VLDMIのex4ファイルを開いたら、先ほど表示させたMT4の「Indicators」欄にドラッグ&ドロップで挿入させましょう。
手順④MT4を再起動する
挿入が完了したら、最後にMT4を再起動させます。
再起動をしない状態ではVLDMIの表示ができないので、必ず行っておくようにしましょう。
再起動後にMT4上部の「挿入」→「インディゲーター」→「カスタム」の順にクリックするとVLDMIの記載があるので、クリックすれば挿入ができます。
VLDMIの設定方法
VLDMIを挿入してMT4に表示する際は、以下のような表示が出ます。
パラメーター入力の画面に期間設定項目が表示される仕組みです。
VLDMIは標準設定が有効であるため、基本的には期間設定をいじる必要はないと言えるでしょう。
反応の数を減らしたいのであれば、BasePeriodの期間を14以上にすることで鈍い動きにすることができます。
また、期間を短くすればするほどさらに早い反応にすることが可能です。
また、期間設定は変えなくても線の太さや線の色も自由に設定が可能です。
自分好みのデザインにカスタマイズして、使いやすい設定をしておきましょう。
ハイローでのVLDMI攻略法
続いて、ハイローオーストラリアでのVLDMI攻略方法を解説していきます。
VLDMIは比較的幅広い手法に対応できるインジゲーターですが、以下のような使い方を押さえておくと良いでしょう。
- レンジ・トレンドの両方で有効
- 逆張り手法で効果的
- 短い判定時間で狙う
あくまでもオシレーター系の指標であるため、順張りではなく逆張り専用のインジゲーターとなります。
また、レンジ・トレンドの両方で使用できますが、あくまでも短期的な判定に絞る必要があり、23時間や1時間判定などでは使用しません。
これらを踏まえた上で、VLDMIを使った取引方法を見ていきましょう。
トレンドの転換を狙った攻略法
最初に紹介するのは、トレンドの天底を狙った攻略法です。
チャートは以下のように設定しておきましょう。
- 時間足:1分のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:VLDMI デフォルト表示
ローソク足は1分足に設定してVLDMIをデフォルトで表示させておきましょう。
VLDMIではトレンド相場で反応した際も有効となるので、トレンドの転換を狙ったエントリーがしやすいです。
まずは、1分足チャートでトレンド相場が形成されていないかをチェックしておきましょう。
トレンド方向は上昇・下降のどちらでも構いません。
上チャートで言う矢印の箇所でエントリーを仕掛けていきます。
エントリーの根拠は次の通りです。
- トレンド方向に大きなローソク足の出現
- トレンド過程でVLDMIが反応
- 確定足で逆張り5分後のエントリー
上チャートでは、下降トレンドの形成後に大陰線が出現していることが分かります。
トレンド方向に大きなローソク足が出現すると転換点になりやすく逆張りが有効なポイントです。
上の例ではすぐに反発を見せているので1分や3分判定でも勝てるポイントになりますが、トレンド転換は時間がかかることも多いので5分ほどの余裕を持って判定を待ちましょう。
レンジでのスパイクを狙った攻略法
続いて紹介するのは、レンジ内での逆張り攻略法です。
以下の設定でチャートを表示させておきましょう。
- 時間足:5分のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:VLDMI デフォルト表示
5分足でVLDMIを表示させます。
また、レンジ相場を狙って行くので、意識されている高安値のラインには線を引いて準備をしておきましょう。
レンジ内の高安値を1本のローソク足で更新してきたポイントを狙っていきます。
矢印のポイントでエントリーをします。
以下のようなポイントで狙っていきましょう。
- レンジを1本のローソク足で更新
- レンジ幅を超えたポイントでVLDMIが反応
- 5分確定足で逆張り5分後のエントリー
上チャートでは、レンジ内の高値を大陽線で更新しているので、5分ローエントリーを狙っていきます。
また、同タイミングでVLDMIの線が反応しているかをチェックしておきましょう。
例のような急な高騰をスパイク(鋭利を意味する)と言い、VLDMIとの根拠が重なった場合は逆張りが強いポイントです。
5分確定足で5分後の判定時間を狙っていきますが、大きく値幅が抜けるポイントではないので、基本的にスプレッド取引は使わずにTurboかHighLow取引を使ってください。
ダイバージェンスを狙った攻略法
続いて紹介するのは、VLDMIのダイバージェンスを狙った手法です。
ダイバージェンスとは、価格とオシレーターの動きが逆行する現象を指します。
上チャートでは、価格が上昇しているにも関わらずVLDMIは下落していることが分かります。
下降時は逆で、価格が下落しているのにVLDMIの線が上昇している逆行現象をダイバージェンスと言います。
価格とオシレーターが逆行現象を起こすと、転換点になりやすくなり逆張りが有効なポイントです。
以下の設定でチャートを表示させておきましょう。
- 時間足:1分のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:VLDMI デフォルト表示
ダイバージェンスがトレンドを形成していることが条件となるので、チャートを見てトレンドを形成していないかを確認しておきましょう。
矢印のポイントがエントリーのポイントです。
以下のようなポイントで狙っていきましょう。
- VLDMIがダイバージェンスの条件を作ったポイント
- トレンド相場時の転換を狙う
- 逆張り5~10分後のエントリー
上のチャートでは、価格は安値更新をしているにもかかわらず、VLDMIは切り上げの状態になっていることが分かります。
下降トレンドの転換サインとなりやすく、その後の上昇が見込めるポイントです。
また、短すぎる判定時間では転換まで間に合わない可能性があるので、5~10分程度の判定時間で狙っていきましょう。
VLDMIのだましに注意
VLDMIは短期的な反発を見るという性質から、だましが多いというデメリットもあります。
こちらは、上からVLDMI、RSI、ストキャスティクスを表示させた画像です。
VLDMIが最も機敏に反応していますが、短期的な値動きにすぐ反応するので、トレンドの前兆などに巻き込まれると弱いです。
RSIに比べるとチャンスは多いですが、その分資金管理が重要になると言えるでしょう。
チャンスが多い=連敗確率も増すということになるので、1日の取引回数やエントリーポイントの精査が重要です。
相性の良いインジゲーターと併用して使うのがおすすめ
VLDMIで分析をする際は、精度を上げるために単体でなく他の根拠を加えてあげると良いでしょう。
VLDMIと相性の良いインジゲーターは以下の通りです。
- 移動平均線
- ZigZag
移動平均線で相場の方向性を確認、またはZigZagで相場の波を確認した上でVLDMIの根拠を加えるとさらに根拠が増します。
ボリンジャーバンドや他のオシレーター機能はすでにVLDMIに備わっているので、一緒に使ってもあまり意味がないと言えるでしょう。
また、VLDMIを使う際はインジゲーターとの併用だけではなく、ローソク足やチャートパターンの根拠を組み合わせると良いです。
酒田五法やエリオット波動のような理論を組み合わせると高い精度でのエントリーができるようになるので、ぜひ活用してみてください。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。