ハイローオーストラリアの取引画面には様々な機能が搭載されています。
本記事で紹介するのは、ハイローオーストラリアに搭載された機能の1つである「トレーダーズチョイス」についてです。
ハイローオーストラリアのトレーダーズチョイスの使い方を知って、効率の良い分析に繋げてみてください。
このページの目次
トレーダーズチョイスとは
トレーダーズチョイスとは、ハイローオーストラリアに搭載されている機能の1つです。
ハイローオーストラリアでは、ハイ(上昇予想)かロー(下落予想)の2択を選択して取引をします。
銘柄、判定時間、取引形態によって、トレーダーは様々な手法を使いますが、その取引でのハイとローのどちらに取引が集中しているかを知るための機能です。


上の画像を見ると、緑の上矢印で50%、赤の下矢印が50%となっています。
- ハイエントリー→緑色の上矢印
- ローエントリー→赤色の下矢印
両方とも50%なので、ハイとローのエントリー数が同じである事を示しています。
続いて、異なる相場のトレーダーズチョイスを見てみましょう。

次の取引画面では、ハイが89%とローが11%と圧倒的にハイエントリーに集中している事が分かります。
相場の状況によってどの方向にエントリーが集中するかは変わりますが、上記のようにして見ていくものであると覚えておきましょう。
あくまでもトレーダーのエントリーが集中している方向を示すもので、トレーダーズチョイスだけを見てエントリーの判断をする(エントリーの根拠にする)というものではありません。
トレーダーズチョイスの使い方
次は、トレーダーズチョイスを表示させる方法から使い方までを解説していきます。
ハイローオーストラリアは、2022年より大幅アップデートを行っているため、トレーダーズチョイスの表示方法も変わっています。
具体的な手順を画像付きで見ていきましょう。
まずはハイローオーストラリアの取引画面の表示させます。
取引する銘柄の選択をする

次に、取引をしたい、もしくはトレーダーズチョイスを見たいチャートを選択して表示します。
3つの点をクリック

銘柄を選択すると、ハイローオーストラリアのマイページ中央に3つの点が表示されます。
判定時刻の右側にあるものです。
点をクリックすると、選択した銘柄や判定時間でのトレーダーズチョイスが表示されます。
トレーダーズチョイスの確認

3つの点をクリックした時点で、画面中央にトレーダーズチョイスが表示されます。
ここで、どちらの方向にエントリーが集中しているかを確認しておきましょう。
また、トレーダーズチョイスの表示を消したい場合は、再度画面中央の3つの点をクリックすれば消える仕様となっています。
表示させたままでは、ハイローチャート画面が見にくくなってしまうので、確認が終わったら消しておきましょう。
トレーダーズチョイスを検証してみた
続いて、当サイト独自で行ったトレーダーズチョイスの検証した結果を紹介していきます。

検証①レンジ相場での検証
まずは、レンジ相場でトレーダーズチョイスを検証した結果を見ていきます。
以下のような相場でのトレーダーズチョイスの結果です。

上のようなレンジ相場を作っているポイントで、トレーダーズチョイスの検証をしてみました。
※2022年2月24日の14時10分ほどのUSD/JPY相場で検証したものです。

HighLow15分判定で見ると、ハイが32%、ローが68%と表示されています。
一時的に小さな上昇があってハイとローの割合が逆転をした形です。
続いて、同時刻のTurbo30秒判定を見てみましょう。

Turbo30秒判定では、ハイが45%ローが55%と均衡していました。
若干ではありますがローのエントリーが集中している状況で、そこまで大きな差はなかったです。
30秒判定へのエントリーが少なかったという可能性も充分あり得ますが、15分判定の方が逆張り向きのエントリーが集中しているという結果になりました。

同時刻のTurbo3分やTurbo5分でも、ハイエントリーが30%ほどでローエントリーは70%近い割合となっていました。
レンジ相場では、判定時間が長ければ長いほど、逆張りへのエントリーが集中していたという検証結果です。
検証②トレンド相場での検証
続いては、トレンド相場でトレーダーズチョイスを検証した結果を紹介します。
検証した相場は、以下のような下落トレンドで行っています。

2022年2月24日15時付近のGBPAUDで検証をしています。

15分判定の中にある、最も短い判定時間ではハイ70%、ロー30%と、ハイの方が集中しているという事が分かります。
下落局面でのハイエントリーが集中しているとう事で、底値での反発を狙った逆張りエントリーが集中しているという事でしょう。
上記は、15時00分判定ですが、5分長い15時05分判定でのトレーダーチョイスは以下のようになっています。

判定を5分変えただけですが、05分判定では50%50%でエントリーが均衡していたという結果です。
しっかり50%に分かれるという事はないと考えられるので、明確なエントリー状況は反映されていない事が考えられます。
相場は明らかな下落局面であったのにも関わらず、ハイエントリーとローエントリーが均衡するのはおかしいと言えるでしょう。

予測ですが、底値の反発を狙ったハイエントリーに対して、下落が伸びることを狙った順張りのローエントリーが拮抗したと考えられます。
トレンド相場では、判定時間ごとにどのような手法を使われる傾向にあるかの判断は難しいという結論に至りました。
検証③実際にトレードしてみた
最後は、トレーダーズチョイスを参考にトレードしてみました。
- 銘柄は固定なし
- Turbo30秒取引
- トレーダーズチョイス55%以上の方向にエントリー
以上のルールでエントリーしていきます。
流れとしては、トレーダーズチョイスを確認→ハイかローどちらかが55%以上だった場合、多数派の方向にエントリー→判定結果を確認して次の銘柄へ…という形で取引を進めました。
合計50回エントリーしたので、結果を見ていきましょう。

勝ち数 | 18 |
---|---|
負け数 | 32 |
勝率 | 36% |
相場の影響でほとんどローエントリーとなり、勝率もかなり低いものとなってしまいました。

少し裁量目線を入れればまた結果は変わってくるかもしれませんが、トレーダーチョイスに従っただけの取引では上手くいかないことが一目瞭然ですね。
トレーダーズチョイスを使った攻略は不可能
検証の結果やトレーダーズチョイスを使って見ると、結論としてトレーダーズチョイスを使った分析や攻略は不可能であるという事が分かりました。
- トレーダーのエントリー傾向が反映されているだけ
- 先の価格動向を示すインジゲーターのような機能ではない
- 基本的には逆張りエントリーに集中している
- 長い判定時間では反映が遅れる場合がある
上記のような理由から、トレーダーチョイスはあまり使えるものではないと言えるでしょう。

あくまでも、トレーダーのエントリー傾向が分かるだけの機能であるため、そこまで意識する必要はないです。
相場が上に進めばローに集中、相場が下に進めばハイに集中するといった構図になります。
明確なエントリーポイントにならないほか、先の価格動向を分析するのは不可能です。
基本的にはトレーダーズチョイスは使わず、自身の手法で淡々とエントリーする方が良いと言えるでしょう。

トレーダーズチョイスで危険なポイントを回避
トレーダーズチョイスは、あまり参考になる指標ではないですが、一部の相場では警戒すべきです。

90%以上の高い割合でエントリーが集中している状況では、約定拒否の発生やスプレッドの発生するという懸念があります。
経済指標やマーケットオープン時には90%以上の割合になるケースも多いので、その際は一度目を通しておくのも良いでしょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
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そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
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ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
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