ハイローオーストラリアは約定力が高い会社ではないので、希望価格と約定価格がずれる事があります。
小さな値幅を狙って取引するハイローでは、エントリー時のずれや滑りの現象は死活問題と言えるでしょう。
本記事では、ハイローオーストラリアでの約定が滑る要因や、対策方法について詳しく解説していきます。
このページの目次
滑る、スリッページとは
ハイローオーストラリアで、自身がエントリーした数値から実際の約定位置がずれる事を「滑る、スリッページ」と表現します。
ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプションだけでなく、FXの世界でも使われる用語です。
ハイローオーストラリアでは、30秒~15分ほどの短時間の価格動向を予測するので、少しでも数値がずれてしまうと、エントリーの期待値が大きく下がってしまいます。
また、約定が滑るという状況は、不利な数値で約定されるケースが多いので、滑り・スリッページがあった時点で、勝率を落としてしまう要因になると言えるでしょう。
トレーダーは、滑り・スリッページを考慮したうえで取引をしていかないといけません。
ハイローオーストラリアで滑る原因
続いて、ハイローオーストラリアで滑りが発生する原因を紹介します。
対策方法を知る前に、まずは滑る要因を押さえておきましょう。
スプレッドの発生(Turbo取引以外)
ハイローオーストラリアでは、スプレッド取引という取引形態があります。
スプレッド取引
相場状況や銘柄によって定められた数値のズレ(スプレッド)が必ず発生する取引形態。その代わりペイアウトが高い。
スプレッドはスプレッド取引でしか発生しないと考えられていますが、実は通常のHighLow取引でも発生します。
通常の取引でスプレッドが発生するのは、以下のような状況です。
- エントリーするトレーダーが集中している
- エントリーポイントに多額の金額が投入されている
スプレッドの発生は、約定が滑るのと同じ状況です。
Turbo取引以外で、明らかに約定位置が不利になっていたら、スプレッドが発生している状態であると言えるでしょう。
ハイローオーストラリアのサーバーが弱い
ハイローオーストラリアでは、会社側が提供している取引画面から取引をしていきます。
チャート自体はFXCM社のレートを参考にしていると公表されていますが、使っているサーバーは全く異なるものです。
また、ハイローオーストラリアのサーバーは強固なものではなく、弱いサーバーを使っている事から、滑り・スリッページのような現象が生じてしまいます。
ハイローチャートが価格変動についていけず、レートの更新が遅れる事から約定のずれが発生する仕組みです。
ハイローオーストラリアの約定拒否については、別ページで解説しております。
また、ハイローオーストラリアは2022年に大幅な取引画面のアップデートを行いました。
しかし、サーバー自体は同じものが採用されていると言われており、滑りやスリッページの改善には至っていません。
アップデート後のハイローオーストラリアも、従来と同じように滑り・スリッページが発生するものと考えていいでしょう。
値幅や価格変動が大きい
値幅や価格変動が大きい事も、ハイローオーストラリアの取引で滑りが発生する要因となります。
前述したサーバーの弱さも要因の1つですが、経済指標時やマーケットオープンの際には、約定の集中+サーバー遅延などの現象が起きやすいです。
また、ハイローオーストラリアで扱っている銘柄は、全てが値動きのおとなしいメジャー通貨ではなく、価格変動の激しいビットコインやポンド系通貨もあります。
その通貨では、数秒(もしくはそれ以下)の短時間で数値が変わるため、自身では有利な数値でエントリーしたつもりでも、約定時はずれていたというケースは少なくありません。
値幅の大きな銘柄や時間帯は、常に頭に入れて取引すると良いでしょう。
勝率の高い人気ポイントでの意図的な滑り
ハイローオーストラリアは人気の投資であるため、トレーダーによって相場傾向や状況から強い攻略法が多く生み出されてきました。
ハイローオーストラリア側も把握しているものと言われており、勝率の高いポイントでは明らかな約定ずらしを行う場合があります。
ゴトー日
5と10のつく日。貿易などの国内企業が決済のため、日本円を一斉にドルへと変える動きになり、ドル高円安水準になりやすくなる。
ハイローオーストラリアだけでなく、FXのような同じ為替取引でも有名な相場パターンです。
日本時間の朝10時付近で仲値と言われるUSD/JPYの基準価格が決まる事から、ゴトー日での勝率が高いとされています。
しかし、ゴトー日の朝10時付近でのエントリーは、価格変動がそれほど大きくない相場でも、約定の滑りに合いやすいのです。
その他にも、バックテストの統計から勝率が高いと導き出されたポイントでは、明らかな約定ずれが発生するとの声もあります。
ハイローオーストラリアは、顧客の負け取引で利益を得ているという仕組みから、勝率の高い箇所を把握して対策していると考えられるでしょう。
ハイローで滑る時の攻略法・対処法
次は、ハイローオーストラリアで約定が滑る時の攻略法や対処法について紹介します。
約定が滑るという事は、全て結果論での話です。
そのため、まずは約定が滑りやすいポイントを把握して、取引前に「このエントリーは滑るかもしれない」といった懸念を持つ事が重要となってきます。
具体的な方法を見ていきましょう。
スプレッド取引に切り替える
まずは、約定が滑りやすい条件を把握します。
- 価格変動が大きい時間や銘柄
- 多くのトレーダーが知っている勝率の高いポイント(ゴトー日など)
- Turbo取引ではなくHighLow取引で狙う場合
上記の条件が揃ったら、約定の滑りに合いやすいと仮定して良いでしょう。
この時には、HighLow取引で狙うのではなく、スプレッド取引に切り替えて狙うと効果的です。
どのみち、スプレッドが付くor約定が滑るという事であれば、ペイアウトの高いスプレッド取引の方が資金効率の良い取引に繋がります。
HighLow15分 | ペイアウト1.85倍 |
HighLow15分 (スプレッド) |
ペイアウト2.00倍 |
また、スプレッドの発生や約定滑りの方がレートずれが大きく、スプレッド取引の方がズレが少ないといった逆転現象も少なくありません。
ポイントによってはスプレッド取引を使う方が良いと言えるでしょう。
値幅の抜けるポイントに絞る
約定が滑るという事は、短期での判定で負けやすくなってしまいます。
レンジ相場での短期逆張り手法などは、勝率こそ安定していても、pipsが思うように抜けず、値幅ギリギリで負ける事や同値で負ける可能性も高まるものです。
トレンド相場を狙った長期判定の逆張りであれば、約定が滑ってもpipsが大きく抜けて勝てる可能性が高まります。
チャートを1分足表示にして、Nの字を作った相場を確認します。
最初の上昇幅(下落トレンドであれば下落幅)の数値が同じ値付近まで達した時に、10分以上の判定時間で逆張りのエントリーをします。
トレンド過程で一時的な反発orレンジの形成をしている必要がありますが、トレンドが休憩しているローソク足の本数は5本~15本程度である場合が良いでしょう。
トレンドの転換を狙っていけるので、約定の滑りが発生しても勝ちやすいです。
反対に、レンジ相場を狙った逆張り手法などでは、それほど値幅が抜けない場合も多いので注意してください。
00秒からずらして狙う
ハイローオーストラリアのトレーダーは、ローソク足が確定する00秒ちょうどでエントリーする方が多い傾向にあります。
例えば5分足で表示させたとして、5分足が確定したのちに次足のローソク足の反発を狙うというような手法です。
ローソク足は全てにおいて00秒で次の足に切り替わる事から、多くのトレーダーが期待値を追って確定足のエントリーをします。
約定が集中するという事は、滑り・スリッページの発生も多くなってしまうので、00秒をずらしてエントリーすると良いでしょう。
他のトレーダーがエントリーする前に先行してエントリーする事で、約定ずれの対策ができます。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。