ハイローオーストラリアは、バイナリーオプションという特殊な投資形態です。
至ってシンプルな投資ですが、取引を行う前にはルールをしっかり把握しておく必要があります。
本記事では、ハイローオーストラリアのルールや仕組みについて詳しく解説していきます。
このページの目次
ハイローオーストラリアの基本ルール
ハイローオーストラリアは、為替や株式、仮想通貨の価格が決められた時間内に上がるか下がるかを予想する取引です。
口座開設後、資金を入金して取引を開始することができます。
また無料のデモ口座の機能もあり、ハイロークイックデモを使用すればアカウントがなくても無料で取引の体験をすることも可能です。
ここから先はハイローオーストラリアの取引画面をもとにルール、仕組みを解説します。
ハイローオーストラリアのマイページに遷移すると、黄色い線でチャートが表示されています。
取引それぞれに判定時間が設けられており、先の価格変動を予測します。
- 価格が上昇すると予想→Highを選択して購入
- 価格が下落すると予想→Lowを選択して購入
上記の流れで取引を行います。
エントリー金額の下限は1,000円、上限は20万円と少額・高額といった両方の取引に対応しています。
ちなみに的中しても外してもエントリーの金額は戻ってきません。
見事予想通りに相場が動けば、エントリー金額に対して決められたペイアウト分が戻ってくきます。
- ペイアウト1.85倍→1,850円の払い戻し
- ペイアウト1.90倍→1,900円の払い戻し
- ペイアウト2.00倍→2,000円の払い戻し
ペイアウトは各取引方法や銘柄ごとに異なるルールで、高いペイアウトの取引で勝てば資金効率の良い取引に繋がる仕組みです。
ただし、ペイアウトが高い取引はスプレッド取引や短期取引など勝率を落とす取引形態でもあります。
予想を外した場合、もしくはエントリー時の価格と同値の場合はペイアウトはされません。
判定時間は15秒～1日間
ハイローオーストラリアの判定時間は、15秒の短期～1日単位の長期まであります。
- 15秒
- 30秒
- 1分
- 3分
- 5分
- 15分
- 1時間
- 1日
上記8種類の判定時間から選択可能です。
15秒取引は2024年7月より導入された新しい取引です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
なお、ハイローオーストラリアでは1時間や1日ではなく、3分や5分といった比較的短い判定時間を狙うトレーダーが多いです。
短い時間であっても、少しでも数値が予想方向に動いていれば所定のペイアウトが付与されるルールとなっています。
判定までに同値であれば負け扱い
為替や株式の相場は、常に大きな変動をしているわけではありません。
相場変動の小さい時間や銘柄でのエントリーは、同値のリスクがあります。
同値
エントリーした時の価格と判定時間の価格が一緒であること。
海外バイナリーオプションの一部では、引き分けの扱いとなりエントリー資金が返ってくる業者もあります。
ハイローオーストラリアでは、同値の取引になってしまった場合は負け扱いです。
引き分けを避けるには、変動の大きい夕方以降の時間帯や、常に大きな動きを見せている銘柄に絞ってエントリーを行う必要があります。
判定時間を待たなくても途中決済ができる
ハイローオーストラリアで利益を出す方法は、エントリーしてから判定時間を待つ取引だけではありません。
転売という機能を使えば、判定時間を待たなくても途中での決済が可能です。
エントリーした後に転売画面を開き、自身の好きなタイミングで決済ができます。
ただし、予想が当たっている状態で転売をしても所定のペイアウトよりも低いペイアウトになります。
資金効率を落としやすいので注意しましょう。
もしも転売時に自身の予想よりも価格が反対方向に進んでいる場合は、転売をすることで損失を出します。
0になるよりはマシ、といった損切のために利用します。
転売はハイロー側に有利な条件となっているので、多用するのはおすすめできません。
間違ったエントリーをした場合などに活用すると良いでしょう。
ハイローオーストラリアの取引ルール
ハイローオーストラリアでは、大きく分けて3種類の取引形態が提供されています。
それぞれで、異なるルールが設けられているので、取引前に充分に把握しておくべきと言えるでしょう。
3種類の取引形態について解説していくので、ぜひ参考にして戦略立てに役立ててください。
HighLow取引
HighLow取引は、ハイローオーストラリアで最もポピュラーな取引形態です。
HighLowには、以下3つの判定時間が提供されています。
- 15分
- 1時間
- 1日
HighLow取引の特徴は、判定時間が明確に決まっているという点です。
15分取引を例に見ていきましょう。
15分判定は、エントリーしてから15分後が判定時間となるわけではありません。
〇時05分、〇時10分、〇時15分と明確な判定時間が定められています。
上図では、2.26、7.26、12.26と中途半端な数字が表示されていますが、こちらは残り時間を示したもので、判定時間は常にキリの良い5分置きの時間が設定されています。
判定時間の1分前までならいつでもエントリーが可能です。
どのタイミングでエントリーしても、決まった判定時間の取引ができます。
Turbo取引
Turbo取引は、ハイローオーストラリアの短期売買に特化した取引形態です。
以下4種類の判定時間から選択ができます。
- 15秒
- 30秒
- 1分
- 3分
- 5分
Turbo取引はHighLowと違い、エントリーした時間から逆算して判定時間が決まる取引形態です。
Turbo3分取引を例に見ていきましょう。
- 0時1分にエントリー→0時4分が判定
- 0時2分にエントリー→0時5分が判定
- 0時3分にエントリー→0時6分が判定
中途半端なタイミングであっても、指定した判定時間通りに取引が可能です。
Turbo取引は人気の取引形態ですが、ハイローオーストラリアで扱っている銘柄の一部のみ対応しています。
マイナー通貨や株価指数などはHighLowにしか対応していないルールです。
スプレッド
ハイローオーストラリアでは、スプレッドという取引形態も提供されています。
スプレッド取引は、約定位置が不利になる変わりに高いペイアウトが付与される取引です。
- ハイエントリーの場合→現在価格より上の位置で約定
- ローエントリーの場合→現在価格より下の位置で約定
上図は、AUD/JPYのHighLowスプレッドの15分取引画面を表示したものです。
エントリー画面も見ると、Highで97.149、Lowで97.145と0.004の数値違いがあることが分かります。
この時の現在価格は、中間の97.147となっており、エントリー数値に0.02のスプレッドが付いている状態です。
なお、スプレッドの数値は銘柄や相場状況で変動します。
ハイローオーストラリアの禁止ルール
ハイローオーストラリアでは、取引において禁止事項を設定しています。
禁止事項に抵触した場合は、以下のような措置が取られる可能性もあるので注意しなければいけません。
- 口座凍結→ハイローオーストラリアの全ての機能が利用できなくなる
- 一部凍結→エントリー金額が1回5,000円上限に制限される
- 出金拒否→利益の一部や利益額全額が出金できなくなる
2020年ごろよりハイローオーストラリアでは禁止行為に関する規制を強化しています。
- 自動売買の使用
- 架空名義の登録
- 複数口座の開設
- 集団取引等
禁止行為は様々なものがありますが、複数口座の所持がNGであることはバイナリーオプション特有の禁止ルールです。
自動売買もＦＸでは公認されていますがハイローオーストラリアでは禁止です。
ハイローオーストラリアの禁止事項は別記事で詳しくまとめておりますので、一度目を通しておくことをお勧めします。
ハイローオーストラリアでは自分ルールを決めて取引しよう
ハイローオーストラリアでは、複数の取引形態や銘柄から取引ができます。
取引をする際は、ハイローオーストラリアのルールを守ったうえで、自分ルールも決めておくことが重要です。
- エントリー金額の上限下限
- 1日に行うエントリーの回数
- 取引する銘柄を絞って、その他通貨は取引しない
- 取引する時間帯を決めておく
- 順張りor逆張りなどを決めて、根拠に沿わないエントリーはしない
など
ハイローオーストラリアはシンプルな取引ルールであることから、誰でも気軽に参入しやすい投資です。
しかし、ほとんどの方が資金管理を崩してしまい、多くの資金を失ってしまいます。
自分ルールを決めて取引しないと、ギャンブル性の高い取引に繋がってしまうので注意しましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。
