ハイローオーストラリアは、判定時間までに価格が予想通りの方向に動いていれば勝ちというシンプルな投資です。
しかし、判定時間を待たずして途中決済ができる転売という機能もあります。
本記事では、ハイローオーストラリアの転売手法を詳しく解説していきます。
このページの目次
転売機能とは
転売とは、ハイローオーストラリアの機能の1つで、判定時間までの途中決済をすることを指します。
転売する際に、思惑方向にレートが進んでいれば1.00倍以上の利益が付くケースが多く、反対方向に進んでいれば1.00倍以下のレートで決済される仕組みです。
通常、ハイローオーストラリアでは判定時間や取引形態ごとのペイアウト額が決まっていますが、転売をした時点で付与されるペイアウトは少なくなると覚えておきましょう。
- 判定時間の1分前まで決済が可能
- 事前に決められたペイアウト額より大きな額は付与されない
- レートが大きく外れていれば0円になることもある
判定時間の1分前までしか決済ができないので、15秒turbo30秒turboや1分turboという超短時間の取引では利用できません。
ハイローオーストラリアの転売は最低でも3分turboから使える機能です。
また、ペイアウト以上の額が付与される事はないですが、レートから大きく外れていれば0円で決済される事もあります。
0円で途中決済をする事は、満期まで待って負けるのと変わらないので、判定時間まで待って逆転を信じた方が期待値として高いでしょう。
転売と凍結は無関係
転売は公式に用意された機能なので、どれだけ転売をしたとしても凍結とは無関係です。
ハイローオーストラリアは転売のやりすぎで凍結するということはあり得ません。
ハイローオーストラリア口座凍結の詳細は別ページを御覧ください。
転売のやりすぎが危険である理由は、利益が減ってジリ貧になる可能性が高いからです。
口座の凍結や出金拒否といったリスクがあるからではありません。
万が一、凍結した場合は転売を使ったこと以外に理由があると考えましょう。
ハイローオーストラリアの転売のやり方
次は、ハイローオーストラリア転売のやり方を解説します。
ハイローオーストラリアは、2022年1月のアップデートにより取引画面が変わっているので、現在のやり方をここで確認しておきましょう。
まずは、チャンスが来た銘柄でエントリーをします。
前述したように、30秒と1分では転売が使えないので、3分turbo以上の取引形態を選択しましょう。
ここでは、GBPUSDの15分判定でローエントリーをしていきます。
実際にエントリーをした画面です。
画面右上のGBP・USD15分という箇所に、数字の1と表記されているのが分かります。
数字の意味は、現在エントリーしている購入数です。
5000円のローエントリーを1本だけ入れているので1との表示ですが、複数エントリーするとその本数分が数字として表示される仕組みです。
転売をする場合は、数字の箇所をクリックしましょう。
上画像のように転売画面が表示されます。
ここでは、5000円エントリーに対して「転売時のペイアウト¥3593」と表示されています。
思惑反対方向に進んでいるので、マイナスのペイアウトになっている仕組みです。
この時点ではマイナスでの転売となってしまうと認識しておきましょう。
転売をする際は、画面内に表示された「転売」をクリックします。
すると、画面中央に「この取引を転売してもよろしいですか?」と表示されました。
ここで転売をするをクリックすれば転売完了され、左側に表示されているレートが付与されます。
転売時のレートは常に変動しています。
そのため、先ほどの画面ではマイナス表示になっていたものでも、転売する際にはこのようにプラスとなっている場合もあるのです。
当然逆の場合もあり、順調にプラスになっていたにも関わらず、急な価格変動で転売時にマイナスになるケースもあります。
転売は決済するまでのタイミングが重要な機能と言えるでしょう。
転売のやりすぎは危険?
冒頭でもお伝えしたように、ハイローオーストラリアで勝てない方は転売を多用している傾向にあります。
転売は使えば使うほど危険なものと言われていますが、次はその要因について深堀りしていきましょう。
転売の多用は期待値が落ちる
途中決済をするのでコツコツと利益が上げられそうに感じる方も多いですが、ハイロー取引で転売の多用は期待値が落ちるという事を覚えておきましょう。
ハイローオーストラリアの取引では、スプレッド取引を除くとほとんどの取引で2.00倍以下のペイアウトです。
他の海外バイナリーオプションと比較すると高いペイアウトですが、2.00倍を切った時点で50%の勝率では資金は減ってしまう事をよく覚えておきましょう。
- ペイアウト2.00倍 損益分岐点 勝率50.00%
- ペイアウト1.95倍 損益分岐点 勝率約51.28%
- ペイアウト1.90倍 損益分岐点 勝率約52.63%
- ペイアウト1.85倍 損益分岐点 勝率約54.05%
1回の取引でどんなに大きな値幅を付けたとしても、1.75倍ほどのペイアウトしか付与されません。
転売で1.30倍のペイアウトが付与されて、3連勝した場合のシミュレーションをしてみましょう。
- 1戦目勝ち→300円の利益
- 2戦目勝ち→600円利益
- 3戦目勝ち→900円の利益
- 4戦目負け→100円のマイナス
※1000円エントリーの場合
このように、ペイアウト額が低いせいで、勝率が高くても損失を出す可能性の方が高くなることが転売の怖い点です。
ハイローオーストラリアで転売を多用する方は「判定まで待ちきれない」「少しでも利益確保したい」という意識で行っていますが、必然的に期待値を下げていると認識しておきましょう。
転売はハイローオーストラリアに有利なルールになっている
転売は一見良い機能に見えますが、深堀りしていくと顧客側よりもハイローオーストラリア側にメリットの多い機能です。
- 転売率が所定のペイアウトを超える事はないが0円になる事はある
- 価格変動が起きていない状態でもマイナスの転売率
- 利益方向の転売率よりも、マイナス方向の転売率の方が有利なレートに設定
仮にペイアウト1.85倍の取引であったとして、予想下方向に大きな価格変動があっても1.85倍を超える事はありません。
対して、0円になるというケースは普通にあります。
下の画像をご覧ください。
これは、5000円エントリーで転売画面を開いた時の様子です。
右側の赤い〇を見ると、矢印の色が点灯している事が分かります。
現時点ではローエントリーに対して、有利な方向に価格が推移しているという事です。
次に、左側の転売時のペイアウトをご覧ください。
5000円エントリーに対して、転売時のペイアウトは4498円と表示されているので、500円ほどマイナスになっている事が分かります。
このように、転売のルールやレートは、ハイローオーストラリア側に有利なシステムとなっているのです。
転売の約定拒否も多い
ハイローオーストラリアは、約定する際に弾かれてしまう約定拒否が多い会社です。
約定拒否は転売の時も発生するので注意しなくてはいけません。
転売も同じ約定に分類をされるので、値動きの荒いケースや値幅の大きくレートの変動が多い銘柄では弾かれてしまいます。
仮に、転売時のペイアウトがプラスになったタイミングで転売をクリックしても、その後約定拒否をされてしまえば、その後もう一度転売をしなくてはいけません。
その際にマイナスになっているケースもあるのです。
これは稀な事ではなく、転売を多用すると良く起こりえる事象とも言えます。
狙ったエントリーであれば、基本的には満期まで保有して待つことが賢明と言えるでしょう。
転売を使ったハイロー攻略手法
危険とされているハイローオーストラリアの転売機能ですが、有効に活かす方法もあります。
転売を使ったハイローオーストラリア攻略手法は、主に以下の2種類に分類できると言えるでしょう。
- 資金管理で確実に利益を出す転売
- エントリー後に期待値が下がった際の転売
それぞれを詳しく見ていきます。
複数エントリーをして転売をする
最初に紹介するのは、資金管理で確実に利益を出す際の転売です。
資金管理を活かして転売をするには、トレンド相場を狙った逆張り判定が有効と言えるでしょう。
チャートで見ると下画像のような相場を狙っていきます。
時間足は1分足推奨です。
トレンド相場が転換する時の逆張りを使った上で、資金管理をした転売で利益を出していく方法です。
まずは、最初にトレンドが発生した後、上の画像のようにレンジを組んでいるポイントを探しましょう。
これはトレンド過程でよく見られる光景であり、この時点では相場がどちらの方向に進むか分かりません。
この場合でいうと、レンジの後に再度下落してきたところを狙っていきます。
最初の下落した箇所の値幅を測っておき、レンジ相場を組んでいた価格帯から同じ値幅分下に抜けてきたところが明確なエントリーポイントです。
この例でいうと値幅は1548と表示されているので、同じ1548分の値幅を付けてきたとこで逆張りをしましょう。
測った値幅の値が赤い線のポイントだったとします。
まずは、赤い線のポイントまで下落してきたところで、軽めの資金でエントリーしましょう。
その後、値幅以上抜けてきた黄色い線の箇所では先ほどより多めの金額でエントリーをします。
これが今回のポイントになります。
赤い線でエントリーしたポイントは、その後思惑と反対方向に相場が進んでいる事から、判定時間までギリギリの勝負になってしまう可能性があります。
そのため、ギリギリで少しでも利益が出た、もしくは±0円になったところで転売すると良いです。
また、下の黄色の部分(深めのポイント)で保有したポジションはその時点で大きなペイアウトがついているので、そのまま保有していてもいいですが、転売をすると確実な利益になります。
ここで紹介した手法に限らず、トレンド相場の逆張りであれば全てにおいて有効な手法となります。
当然全て満期まで保有して高額な利益を狙う事も有効ではありますが、エントリーした地点で確実に利益を出したい時におすすめです。
当然両方のポジションで負けてしまう事も充分可能性はあるので、保有する際は失ってもいい資金で臨むようにしましょう。
経済指標やマーケットオープンでの転売
次に紹介するのは、経済指標やマーケットオープンを狙ったハイロー転売手法です。
こちらも、複数エントリーをして確実に利益を追っていく方法になります。
- 経済指標→FOMCや米国雇用統計などの注目度が高い指標
- マーケットオープン→ロンドンオープン(16時00分)かニューヨークオープン(22時00分)
主に上記のようなタイミングを狙っていきましょう。
この時は、指標の前を狙います。
指標やマーケットオープン前は逆張りがかなり強い傾向にあり、時間が来た際に大きな反発をするケースが多いです。
そこで複数エントリーをして、転売後に確実な利益を狙っていきましょう。
ここでは雇用統計を例に解説していきます。
雇用統計の発表が22時30分(夏時間は21時30分)と決まっていますが、発表の前から相場がじわじわと動き出します。
そのため、上画像でいう矢印の箇所のように、22時29分の段階で急騰(急落)をするケースがあるのです。
そこで、30分に切り替わるタイミングを狙って逆張りのエントリーをしていきましょう。
判定時間は22時35分までの5分判定です。
雇用統計くらい大きく変動する相場では、仮に1.85倍の取引形態であっても大きな値幅が抜けることによって、すぐ1.75ほどのペイアウトがつくケースがあります。
その習性を複数エントリーの転売でカバーしていくという方法です。
このように、5本一気にエントリーした場合では、急落したところで3本を決済しておきましょう。
すると、仮に残りで保有した2本が負けてしまったとしても、ペイアウト1.70倍ほどで3本が決済出来ていれば利益は確実に残ります。
更に、残りの2本でも勝てていれば、大きな利益となるのです。
ただし、こちらも思惑と逆方向に進んでしまい、全てのポジションで負けてしまう可能性もあります。
そのため、普段1万円エントリーをするという方であれば、2000円エントリーを5本にするなどして無理のない金額で行う事が重要です。
エントリー後に危険を察知して転売する方法
最後に紹介するのは、エントリー後に危険を察知して転売をする方法です。
ハイローでエントリー後の相場の動きを見て、「これは負けそうだな」と察知をする事で、資金を効率よく守れる事もあります。
エントリーしている最中にコマ足が出現したら、相場転換のサインになりやすいので注意が必要です。
赤い〇のポイントで、15分ほどの長め判定時間でハイエントリーをしたとします。
その後、四角で囲ったポイントのようなコマ足が連続しだしたら転換のサインになりやすいです。
このチャートを例にしても大きく急落しているため、仮に〇のポイントでエントリーしていたとしても長め判定では負けです。
しかし、コマ足が連続していた箇所で転売できていれば少しでも利益の確保はできます。
このように、攻めではなく守りで使う事が転売をうまく活用する方法と言えるでしょう。
自身の経験から、「エントリーの期待値が下がった」と認識したポイントで活用する事が重要です。
しかし、多用は逆に危険となるので、転売慣れしないように基本は満期保有をして期待値を上げていきましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。