ハイローオーストラリアの取引では、移動平均線を用いた分析方法が初心者~上級者問わず人気があります。
しかし、移動平均線には様々な設定方法があるので、自身のトレードスタイルに応じて設定を変えなくてはいけません。
本記事では、ハイローオーストラリアに有効な移動平均線の設定方法を、各項目やトレードスタイル別で詳しく解説していきます。
このページの目次
移動平均線は主に2種類のパターンがある
移動平均線と一言で言っても、主に以下の2種類に分けられます。
- EMA(指数平滑移動平均線)
- SMA(単純移動平均線)
EMAは指数平滑移動平均線、SMAは単純移動平均線と呼ばれるものです。
SMAは比較的価格の動きに対して鈍感ですが、EMAは機敏は動きを見せるのが特徴です。
上画像は同じ期間内でEMAとSMAを表示させたものですが、SMAが緩やかな波を付けているのに対して、EMAは細かく波を付けていることが分かります。
どちらを使うかは個人の判断ですが、ハイローオーストラリアの取引ではEMAを使う方が多いです。
期間の設定を考える前に、まずはSMAとEMAのどちらで取引をするか確認をしておきましょう。
移動平均線の設定項目
次に、移動平均線の設定手順を解説していきます。
まずはMT4・MT5チャートを起動して、画面上部の挿入をクリックしましょう。
その後に、インディケータ→トレンド→moving averageを選択するとEMAの設定画面が開けます。
基本的に、上のようなパラメータ画面から移動平均線を設定していくことになります。
設定項目について詳しく見ていきましょう。
移動平均線の期間
移動平均線で最も重要となるのは、期間の設定です。
移動平均線には特にデフォルトの期間が設けられておらず、各トレーダーが自身にスタイルに合わせて期間を設定していきます。
上の画像は、移動平均線を期間5と期間40で表示させたものです。
期間5=ローソク足5本分の平均価格、期間40=ローソク足40本分の平均価格となるため、期間が長い方がばらつきが出て現在のローソク足との距離も大きくなる仕組みです。
トレンド相場を分析したい場合は期間は長い方が良いですが、レンジ相場での反発を狙いたい場合は短い期間での分析が有効となります。
移動平均線の種別
移動平均線の種別は、冒頭で紹介したSMAとEMAなどの種別についてです。
項目 | MT4・MT5での表示名 |
EMA | Exponential |
SMA | Simple |
EMAを表示させたいという場合は、SimpleではなくExponentialを選択して設定しておくと良いでしょう。
MT4・MT5には、他にも「Smoothed」「Linear Weighted」という移動平均線を表示させることもできますが、FX向けの移動平均線であるため特に拘りがない方はEMAを選択しておくと良いでしょう。
適用価格
移動平均線の設定画面には、適用価格という項目もあります。
7種類それぞれの意味は以下の通りです。
- 「Close」 →終値
- 「Open」→ 始値
- 「High」→ 高値
- 「Low」→ 安値
- 「Median Price(HL/2)」→ 高値と安値の中間値
- 「Typical Price(HLC/3)」→ 高値+安値+終値の1/3
- 「Weighted Close(HLCC/4)」→ 高値+安値+終値+終値の1/4
様々な項目がありますが、一般的に使われているのは終値から算出するCloseです。
期間中の終値から平均価格を算出することで、トレンドや相場の方向性を明確にします。
特に拘りがない場合は、Closeを選択しておきましょう。
スタイル設定
最後の項目であるスタイルは、移動平均線の色や線の形、太さを設定する項目です。
MT4・MT5は自由なカスタマイズ性が魅力ですが、移動平均線の形や色までも自由に変えることができます。
表示のされ方が異なるだけで、分析する際には関係のない項目となるので、自身が見やすいように設定しておきましょう。
ハイローオーストラリアのおすすめ移動平均線設定
次に、ハイローオーストラリアでおすすめの移動平均線設定を解説していきます。
ハイローオーストラリアで移動平均線を用いた取引をする際は、移動平均線の性質について良く理解しておくことが重要です。
- 移動平均線の表示により相場の方向性が把握できる
- 移動平均線にタッチして反発をする習性
- 複数の移動平均線表示でトレンド転換や強弱が把握できる
上記いずれかの分析方法を行うかで、設定方法も変わってきます。
トレードスタイル別のおすすめ設定方法を見ていきましょう。
相場の方向性を確認する場合
移動平均線で相場の方向性を確認しておくと、ハイローオーストラリアで以下のような活かし方ができます。
- エントリーの方向を絞ることができる
- トレンドの前兆を回避できる
相場の方向性を確認する際は、移動平均線30~50の長期期間で表示するのがおすすめです。
上チャートは、移動平均線を期間40で表示させたものです。
上昇トレンドの出現と同時に移動平均線よりも価格が上方向で推移していることが分かります。
上のようなケースでは、「上昇方向への力が強いので、ローエントリーのチャンスがきたら危険」と判断することが可能です。
下降トレンドであれば価格が下方向に推移しますが、長期の移動平均線でなければ見分けることができません。
相場の方向性だけを確認するために使用する場合は、期間30~50ほどの長期設定を行いましょう。
また、有名なゴールデンクロスやデッドクロスも相場の方向性を確認できる指標の一つです。
移動平均線をエントリーの根拠として使う場合
移動平均線は、タッチしたら反発をすることもあるため、エントリーの根拠として使用される場合もあります。
エントリーの根拠として使う場合は、複数の移動平均線を表示させておくことが重要です。
上のチャート図では、期間15、30、45と3本の移動平均線を表示させています。
価格が下落傾向の中で一時的な上昇を見せていますが、移動平均線の線で反発をしていることが分かるでしょう。
反発する移動平均線の期間に明確な根拠はなく、結果論として扱われることが多いですが、移動平均線の価格が意識されているのは間違いないです。
ただし、相場状況によって反発する期間は大きく異なるので、15~60ほどの期間で複数表示させて、到達時のエントリーポイントとしての根拠追加を行いましょう。
トレンド転換や強弱を分析する場合
トレンドの転換や強弱を分析する場合は、複合型移動平均線を使うのがおすすめです。
複合型移動平均線(GMMA)
短期線:3・5・8・10・12・15
長期線:30・35・40・45・50・60
2種類のグループに分けてそれぞれ色分けして表示する分析方法
上図のような下降トレンドでは、短期線束が下、長期線束が上に推移します。
移動平均線の幅が平行になると強いトレンドが発生している目安です。
また、黒い〇のポイントでGMMAが交錯していますが、トレンドの転換点として意識されるため、以降の相場は上昇しやすくなります。
ただし、複数の移動平均線を表示させるという特徴からローソク足の形が見えにくくなってしまう懸念があります。
メインチャートではなくサブのチャートに表示させるなどして、あくまでも環境認識の方法として活用するようにしましょう。
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