ハイローオーストラリアは、判定時間までに所定のペイアウトが付与されることから、カジノの資金管理法を使う方も多いです。
有名なカジノのベッティングシステムで、モンテカルロ法があります。
本記事では、モンテカルロ法の概要や、ハイローオーストラリアでおすすめできない理由について解説していきます。

このページの目次
モンテカルロ法の法則
モンテカルロ法とは、決められた数列によって賭け金を変えていくカジノの資金管理法です。
モンテカルロ法では、最初に123の数字を用意します。
両端の数字が最初の掛け金となり、123の場合では1+3=4と、1を1,000円で仮定した場合に、4,000円のエントリーでスタートするという流れです。
取引に負けたら、負けた額の数字を増やしていき、同様に両端の数字を足しながら賭け金を変えてエントリーを繰り返します。
取引回数(数列) | エントリー金額 (1を1,000円と仮定した場合) |
1回目の取引(123) | 1+3=4,000円 |
2回目の取引(1234) | 1+4=5,000円 |
3回目の取引(12345) | 1+5=6,000円 |
4回目の取引(123456) | 1+6=7,000円 |
5回目の取引(1234567) | 1+7=8,000円 |
6回目の取引(12345678) | 1+8=9,000円 |
上の表は、取引に一度も勝てていない場合のエントリー資金例です。
複雑な資金管理法なので、まずは以下のポイントを先に押さえておきましょう。
123も文字列でスタートして、両端の数字を足した金額でエントリーする。
取引に負けるごとに、1234、12345と数列を1つずつ増やしていく。
モンテカルロ法は3倍配当のカジノゲームで利用されることもあり、その場合数列の両端2つを消します。
ハイローオーストラリアのようなペイアウト率が2倍前後の場合両端一つを消します。
取引に勝った場合
取引に勝った場合の掛け金の変え方を見ていきます。
モンテカルロ法では、取引に勝った場合に両端の数字を消して賭け金を変更します。
取引回数(数列) | 次回のエントリー金額 |
1戦目で勝った場合(123) | 利益が出たので終了 |
2戦目で勝った場合(1234) | 2+3=5,000円 ※両端の1と4を消す |
3戦目で勝った場合(12345) | 2+3+4=9,000円 ※両端の1と5を消す |
4戦目で勝った場合(123456) | 2+3+4+5=14,000円 ※両端の1と6を消す |
4戦目で勝った場合(1234567) | 2+3+4+5+6=20,000円 ※両端の1と76を消す |
このように、賭け金を変えていく流れです。
ご覧の通り、複雑な法則であるため、仮に活用する場合は常にメモなどを取っておく必要があります。
最後まで実行すれば確実に利益になる
モンテカルロ法の辞め時は数列がすべて消えるか、残りの数字が1つだけになった時です。
以下の例をもとに、シミュレーションをしていきましょう。
- ペイアウト率は2倍
- モンテカルロ法の法則に従って取引(1=1,000円)
- 最初に3連敗したあとに連勝する
以下のような取引結果になります。
取引回数(数列) | エントリー金額 |
合計損益 |
1回目の取引(123)※負け | 1+3=4,000円 | -4,000円 |
2回目の取引(1234)※負け | 1+4=5,000円 | -9,000円 |
3回目の取引(12345)※負け | 1+5=6,000円 | -15,000円 |
4回目の取引(123456)※勝ち | 1+6=7,000円 | -8,000円 |
5回目の取引(2345)※勝ち | 3+4=7,000円 | -1,000円 |
6回目の取引(34)※勝ち | 3+4=7,000円 | +6,000円 |
賭け金の元となる数字が2桁になった次の取引で勝ったら、数列がすべてなくなるので終了となります。
上記の例では、6回目の取引で3と4の2つの数字が残った状態ですが、勝った時点で+6,000円の利益が出る仕組みです。
連敗をすることなく、2回目の取引で勝てた場合は以下のような結果になります。
取引回数(数列) | エントリー金額 |
損益 |
1回目の取引(123)※負け | 1+3=4,000円 | -4,000円 |
2回目の取引(1234)※勝ち | 2+3=5,000円 | +1,000円 |
この法則は、勝ち負けを繰り返す場合であっても同じです。
法則通りに掛け金を変えて、最終的に文字列がなくなれば、理論上必ず利益を出して終えることができます。
ハイローオーストラリアにモンテカルロ法は合わない
当サイト管理人は、実際にデモ口座を使ってモンテカルロ法を試してみました。
試してみて感じたのは、ハイローオーストラリアではモンテカルロ法は合わないという結論です。
具体的な理由を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
法則が複雑なため取引チャンスを逃す
モンテカルロ法は、とにかく複雑な資金管理法です。
数列を頭だけで把握しておくのは困難であるため、取引の度にメモが必要でした。
また、メモをして次の掛け金を計算している間にエントリーのチャンスが来るというケースも多かったです。
ハイローオーストラリアでの為替分析では、同じタイミングでチャンスが集中することが多いです。法則のメモや計算にとらわれている時間のせいで、せっかくのチャンスを逃す可能性があります。
連敗時の損失がかなり大きい
モンテカルロ法をデモで実践した際に、1を1,000円と仮定して行ったにも関わらず、一時は3万円ほど損失が膨らむ場面がありました。
デモで検証したので痛手ではなかったですが、実際の取引だったと考えれば怖い話です。
モンテカルロ法は、法則通りに掛け金を変える方法ですが、連敗時にはエントリー資金を上げなければいけない取引であるとも言えます。
マーチンゲールのような法則に類似しており、決して低リスクの資金管理法ではありません。
1日でモンテカルロ法が実行できるとは限らない
モンテカルロ法は、数列がなくなった時点で利益が出て取引完了となりますが、必ずしも1日で実行できるとは限りません。
ハイローオーストラリアのような為替取引では、以下のような性質があります。
チャンスが多い相場 | ・夕方~夜の変動幅が大きい時間帯 ・経済指標発表時などの取引量が活発な相場 |
チャンスが少ない相場 | ・米、英などの主要国の祝日時 ・前日に相場が大きく動いた翌日 ・深夜帯や日中などの市場参加者が少ない時間 |
必ずしも、毎日、毎時間で取引のチャンスがあるわけではありません。
日や相場状況によっては、ほとんどチャンスがなく市場がクローズする場合もあります。
モンテカルロ法では、数列がなくなったタイミングが取引の終了を示しますが、チャンスが少ない相場では1日単位で実行できない可能性もあるでしょう。
特に連敗が続いた場合などは、実行するまでのスピードが遅くなり、翌日や翌週に持ち越す可能性もあるでしょう。
ペイアウト2.0倍以下は資金効率が悪い
モンテカルロ法は、あくまでも2倍のペイアウトが付与されるカジノでの資金管理法です。
2倍以下のペイアウトで計算されていないので、ハイローオーストラリアでは法則通りに進まない可能性もあります。
- Turboスプレッド5分
- HighLowスプレッド
ハイローオーストラリアで、ペイアウトが2倍の取引は上記のようなスプレッド取引のみです。
スプレッド取引は、通常取引に比べて勝率を落とすので、モンテカルロ法を行った場合の連敗率も上がってしまうでしょう。

ハイロー取引では一定額のエントリーがおすすめ
ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプションで、モンテカルロ法のような資金管理法を使って利益を上げている方はほとんどいないと断言できます。
利益を上げているトレーダーの多くは、エントリー資金を一定額に設定して取引をしている傾向です。
勝率を把握しているトレーダーであれば、強いポイントで多くの資金でエントリーするといった工夫をしています。
モンテカルロ法は、どんな相場状況でも数列の法則に乗ったエントリーが必要ということから、勝率よりも運要素が強くなってしまうのです。
また、決してリスクが低いわけでもなく、連敗時の損失が大きい危険な手法とも言えるでしょう。
ハイローオーストラリアでは、資金管理法に拘るのではなく、一定額のエントリーを徹底して安定した勝率を求める方が効率の良い取引に繋がります。

『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。