為替取引ではミラートレードという自動でエントリーをしてくれるシステムが人気です。
しかし、最初に結論を述べるとハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引でミラートレードは禁止されており、口座凍結や出金拒否の要因となってしまうので注意しましょう。
本記事では、ハイローオーストラリアでミラートレードが禁止されている要因やそのリスクについて詳しく解説していきます。
このページの目次
ミラートレード(ミラトレ)とは?
ミラートレードとは、第三者のエントリーを自身の口座に反映させるシステムを指します。
自分では裁量トレードを一切行わずに、自分以外のトレーダーのエントリーが反映される仕組みです。
ミラー=鏡という名前の通り、エントリーを鏡のように映すという由来からきています。

- 自動でエントリーが行われるので相場分析が必要ない
- ファンダメンタル要素も反映される
- 危険な相場の回避ができる
決められた売買プログラム通りにエントリーされる自動売買とは異なり、ミラートレードは他人のエントリーが自身の口座に反映されます。
そのため、ミラートレードはプログラムでは記録できないファンダメンタル要素や危険な相場状況での回避が可能です。
相場分析に自信がない初心者の方や、普段仕事や家事が忙しくて取引に割く時間のない方でも自動収益が見込めると一定の人気があります。
ハイローオーストラリアでミラートレードは禁止
ミラートレードは自動で収益が得られる魅力的な制度ですが、ハイローオーストラリアでは禁止取引となっています。


ミラートレードが公式に許されているのは、海外業者でのFX取引のみです。
国内FXでは金融庁の定めにより、投資助言業務の資格がない状態でのミラートレードのような行為は禁止されています。
また、海外FXの一部でも禁止取引とみなしている会社もあるので注意しましょう
ハイローオーストラリアは海外業者のため、国内FXのような金融庁の認可では運営していません。
公式にもミラートレードは禁止と記載されていませんが、規約上の禁止行為がミラートレードの仕組みを禁止取引に抵触させてしまっているのです。
自動取引の禁止
ハイローオーストラリアでは、自動売買(EA)での取引が禁止されています。


あくまでも自身の手でエントリーをしてくださいというルールです。
自動売買とミラートレードはエントリーの条件や仕組みこそ異なりますが、自身の手でエントリーをせずに自動で売買が行われるという点でミラートレードも同じとなります。
そのため必然的にミラートレードの利用が禁止となっており、もしも利用すると口座凍結や出金拒否の要因となってしまうのです。

集団取引の禁止
ハイローオーストラリアでは、自動売買ではなく集団取引も禁止取引とみなしています。
集団取引
複数人が同じエントリーポイントで一斉にエントリーをする事。
ミラートレードでは、複数人の利用者が同じポイントでエントリーをします。
集団取引と同じ行為で禁止事項に抵触をしているのです。

仮にミラートレードを利用したとしても、そのシステムを自身だけでなく複数人が利用していれば集団取引をしている事になるのです。
ハイローオーストラリアでは2020年ごろより集団取引の取り締まりを強化しています。
ミラートレードを始めた途端に集団取引とみなされ口座凍結されるケースも増えているので注意しましょう。
ミラートレードを利用するリスク
ハイローオーストラリアではミラートレードが禁止されていますが、それでも勧誘する業者などは多く存在しています。
ミラートレードをしてもばれないという考えを持つ方も多いですが、ハイローオーストラリアでの利用は100%バレます。
複数人が同じポイントでエントリーを一斉に行うため、ハイロー側が見つけやすいです。
自己責任ではありますが、ミラートレードをハイローオーストラリアで行うのにはリスクを伴うと覚えておきましょう。
以下では、ハイローでミラートレードを行うリスクについて解説していきます。
勝ち負けが分かれてしまう
ミラートレードは集団で取引をするという性質上、バイナリーオプション取引では勝ち負けが分かれてしまうというリスクが存在します。
- 集団での取引による約定拒否
- 約定数値のずれ
- スプレッドの拡大
上記のような要因が挙げられます。
ハイローオーストラリアでは、エントリーが集中してしまうと約定拒否やずれが大きく出る要因となってしまうのです。
約定遅延があれば、下画像のようにエントリー数値のずれが発生します。

USD/JPYは取引量の多い通貨であるため、それほど大きな値幅を付けません。
そんなUSD/JPYでも、2秒の約定時間差で2pipsほどの数値ずれが生じている事が分かります。
ハイローオーストラリアは短期売買という性質上から、少しの数値ずれは勝率を大きく下げる要因です。
また、約定拒否が発生してしまう事で「自分はエントリーできていないけど、反映するトレーダーは勝てている」といった事例も起きかねません。

口座凍結によるリスク
ハイローオーストラリアでは、1人当たり1つしか口座の開設ができません。
ミラートレードを利用したことによる口座凍結が発生するという事は、利用者にとって大きなデメリットになります。

- 1エントリーが5000円までしかできなくなる例
- 口座そのものが使えなくなる例
- 利益金額が没収される例
あまりにも悪質な口座と認識されると口座そのものが使えなくなってしまったり、利益金額が全て没収されてしまうケースがあります。

追加で口座開設はできないので、その後に自身の口座を使ってハイローオーストラリアでの取引ができなくなってしまうのです。
他人名義の口座で再取引をする方もいますが、税金は自身ではなくその口座の所有者にいきます。また、他人口座名義での取引もハイローオーストラリアでは禁止事項の1つです。
口座が使えなくなることで生じるデメリットは多いので、ミラートレードを勧誘する業者があっても断る事が賢明と言えるでしょう。
悪質な詐欺の可能性がある
ミラートレードを勧誘しているトレーダーが、そもそも本当に優秀なトレーダーであるかは分かりません。
業者の中には以下のような画像を使ってミラートレードの勧誘をする方もいます。

一見、連勝をしている優秀なトレーダーに感じる方も多いでしょうが、これはデモ口座で適当にエントリーした時の画像です。
このように、高勝率を装って勧誘してくる業者やトレーダーはとても多いので注意しましょう。

多くは利益×〇〇%といった料金体制で報酬を得ようとします。
ハイローオーストラリアで得た利益は雑所得という税制区分に分類されるので、利益額に応じて税率が上がる制度が適用されます。
利益分の10%~20%を報酬と言われると優良業者と感じる方が多くいますが、翌年にかかる税金を考えると自身の手元にはほとんど残らないと覚えておきましょう。
反対に翌年分の税金が払えなくなるケースもあります。
メリットよりもリスクの方が多いので、自身での裁量トレードを極める事がおすすめです。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。