ハイローオーストラリアのような短期取引では、チャート上にラインを引いて分析するライントレードが有効です。
しかし、ライントレードはラインの性質を理解していないと、かえって勝率を落としてしまいます。
本記事では、ハイローオーストラリアで効果的なラインの引き方やライントレードのやり方について詳しく解説していきます。
このページの目次
ハイローチャートにはラインが引けない
まず前提として、ラインはハイローオーストラリアのチャートに直接引くものではありません。
ハイローオーストラリアのチャートでは、上図のように黄色い線で価格変動が表示されています。
大まかな価格動向しか把握できないので、先の価格や相場状況はハイローチャートから分析できないと考えて良いでしょう。
ラインを引いて分析する際は、MT4やMT5などの無料プラットフォームを別途用意する必要があります。
また、スマホでもMT4やMT5といったツールを使用することはできますがスマホ版のMT4/MT5はラインを引くことができません。
PCにMT4もしくはMT5をダウンロードする必要があると覚えておきましょう。
ラインを引く方法
ラインを引いて分析したい方は、まず各FX会社のMT4・MT5をダウンロードしてデモ口座でログインしておきましょう。
画面上部の矢印部分がMT4・MT5に引けるラインです。
左から順に以下のようなラインが引けます。
- 垂直線(縦のライン)
- 水平線(横のライン)
- トレンドライン(斜めのライン)
垂直線や水平線は、ラインの項目をクリックしたあと、引きたい箇所にカーソルを合わせればすぐにラインが引けます。
トレンドラインの場合は、トレンドラインの項目をクリックして、ラインを引きたい始まりの部分にまずカーソルを合わせましょう。
カーソルを合わせたままクリックをして、ラインを引きたい位置まで調整したあとクリックを辞めればラインが引けます。
まずは、チャート上にラインを引く練習から始めてみましょう。
自動でラインを引くツールもある
中には、自動でチャート上にラインを引くツールもあります。
例えば、幕末スイングというツールはチャート上に自動でラインを引いてくれるツールです。
有料ではありますが、トレードの補助として使えるので検討の余地はあるかもしれません。
ただし、ツールも利用するためには無料ツールであるMT4をダウンロードしておく必要があります。
また、どのようなツールを使うとしてもハイローオーストラリアのチャート上の直接ラインを引くことはできないので覚えておきましょう。
ハイローオーストラリアでラインを引くコツ
ハイローオーストラリアの取引において、ラインの明確な引き方や正解の引き方はありません。
トレーダーごとの取引スタイルや手法に合わせて、各々の引き方を用いて分析をしています。
以下では、当サイト独自の根拠に基づいた、ハイローオーストラリアの分析でラインを引くコツについて解説をしていきます。
短期チャートと長期チャートでのライン
ハイローオーストラリアでは、1分~5分ほどの短い判定時間で分析することが一般的です。
そのため、エントリーチャンスは1分足や5分足などの短い時間足で分析を行います。
しかし、分析をする際は長期チャートで意識される価格帯にもラインを引いておくと良いでしょう。
1時間や日足での高安値ラインは、為替相場で意識されやすい価格になるため、反発する価格帯の分析に繋がります。
多くのラインを引いてしまうとチャートが見にくくなるので、長期チャートの場合は以下のように明確な高値・安値に引いておくようにしましょう。
レジサポの転換点を予測できるようにラインを引く
ハイローオーストラリアでのラインは、レジサポ転換の性質を活用して分析する方が多いです。
レジサポ転換とは
これまで意識されていた高値が、トレンドの発生により更新された後に安値として意識されること。(※高安値逆の場合もある)
上のチャートを見ると、最初に形成されていたレンジ相場の高値が、トレンド発生で更新された後に安値として機能している事が分かります。
レンジ相場の後はトレンドを発生しやすいですが、トレンド後も意識される可能性が高いのでラインを引いて消さずに残しておくと良いです。
- レンジ形成後に急激なトレンドが発生→ラインを消す
- レンジ形成後にトレンド発生もすぐに反発→ラインを残しておく
上記のような基準で判断すると良いです。
レジサポ転換はトレードの根拠にもなりやすいので、レンジ相場が出現したら、その後のトレンドも意識してラインを引いておきましょう。
短期チャートはローソク足のヒゲにラインを引く
水平線のラインを引く際は、ローソク足のヒゲ・実体のどちらに引いても問題ないです。
しかし、エントリーチャンスを探す短期チャートの場合は、ローソク足のヒゲに引いておいた方が良いでしょう。
上チャートは、ローソク足のヒゲ(赤いライン)と実体(黒いライン)の両方にラインを引いた場合です。
矢印のポイントを見ると、結果ヒゲ先のラインが意識されて反発していることが分かります。
長期足での分析はローソク足の実体に引いておけば良いですが、明確なエントリーの根拠となる短期チャートではヒゲ先の価格帯が強く意識されやすいです。
ハイローオーストラリアのライントレード攻略法
ハイローオーストラリアでは、インジゲーターを使わずにラインのみでトレードする方も多いです。
ラインのみでトレードを極めるには、為替相場におけるラインの性質たクセを把握しておく必要があります。
以下で、ハイローオーストラリアでのライントレード攻略法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ラインを更新するレンジブレイクでの逆張り
ライントレードでは、以下の性質をよく理解しておいてください。
- ラインにタッチすると逆張りが負けやすい
- ラインを大きくブレイクしたら逆張りが通用しやすい
レンジ相場を狙う際には、ラインに到達した時点で逆張りエントリーをする方が多いです。
しかし、ラインは到達した直後ではなく、大きくラインを更新した場合の方が効率的なトレードができます。
1分や5分足で分析した際に、上のようなラインをブレイクしてきたポイントを狙うと良いです。
ライン到達時点でも逆張りで勝つ場合がありますが、ラインブレイク後を狙った方が期待値が高いです。
トレンド後の高安値ラインを狙う
ライントレードは、トレンド相場発生後を積極的に狙うと良いでしょう。
トレンド相場の発生後はレンジを形成しやすい傾向にあり、反発確率も高いです。
上のチャートは、上昇トレンドが発生した後にレンジを形成した相場です。
赤い〇のポイントを見ると、ライン付近できれいに反発している傾向にあります。
- トレンドが落ちついた時点で直近の高値・安値にラインを引く
- ライン到達した直後のレンジで逆張りを狙う上記のような手順でエントリーすれば、効果的な取引ができます。
トレンド後にライン到達した初動のレンジ相場は、逆張り手法において勝率のアップが見込めるでしょう。
レンジ期間が長くなるとラインも機能しにくくなるので、あくまでもトレンド後の初動のみを狙うと良いです。
トレンドラインの押し目・戻り売りを狙う
ハイローオーストラリアでの取引では、水平線だけではなくトレンドラインでの分析も効果的です。
トレンドが発生したポイントでラインを引くことで、相場の押し目・戻り売りのポイントが予測できます。
- 押し目:上昇トレンド時に一時的な下落をすること
- 戻り売り:下降トレンド時に一時的な上昇をすること
以下のチャートをご覧ください。
下降トレンドが発生していますが、チャート上に引いたトレンドライン上(赤いライン)の線に合わせて反発をしていることが分かります。
1つのトレンドで何度も取引チャンスがあり、逆張りに有効なポイントと言えるでしょう。
トレンドラインの場合はラインをブレイクしたポイントではなく、到達した時点での逆張りを狙うと良いです。
トレンドラインはあくまでも意識されやすい価格帯であり、ちょうどの位置で反発しない可能性もあるので注意してください。
ラインを引くだけでなくラインを消すタイミングも重要
ハイローオーストラリアの取引では、ラインを引くだけではなくラインを消すタイミングも重要になります。
- 意識されない価格帯にラインが残り無根拠なエントリーになる
- ラインが増えすぎてチャートが見にくくなる
上記のような理由から、機能していないラインはすぐに消して新しいラインを引いてあげるべきと言えるでしょう。
MT4・MT5上で右クリック→表示中のラインを選択すると、現在引いているラインが表示されます。
消したいラインをクリックして、画面右の削除をクリックするとすぐに消すことが可能です。
上チャートのように、過去に引いたラインから現在価格が大きく離れた場合を基準として消してあげると良いです。
また、過去に何度も反発していたラインであっても、直近相場では反発ポイントになっていないのであればすぐに消しておきましょう。
ライントレードを使って利益を出す方法
ラインを引いた分析方法が分かっても、ハイローオーストラリア自体にラインを引けないことに変わりはありません。
そのため、実際どういう風にエントリーすれば良いのかピンと来ない方も多いのではないでしょうか?
そんな方も取引のイメージがつきやすいように、実際にライントレードを使ってハイローオーストラリアで取引している様子を纏めました。
レンジ相場でライントレード
まずは、レンジ相場での逆張りを狙ったライントレードです。
レンジ相場では高値と安値に水平ラインを引いて分析し、ラインを抜けたところで逆張りのエントリーをするのが基本の攻略法です。
早速該当するチャートを発見したため、MT4でラインを引いていきます。
今回は高値に水平ラインを引くことができました。
ちょうどラインにタッチしたタイミングで、ハイローオーストラリアのチャートで逆張りのLowエントリーができました。
ちなみに、1分チャートで分析して1分判定でエントリーしています。
エントリーしたチャートは予想通り下落し、Lowエントリーは成功です。
トレンド相場でライントレード
トレンド相場では、下降トレンドの場合は高値ライン。上昇トレンドの場合は安値ラインを引くことで、順張りエントリーができます。
AUD/JPYのチャートに上昇トレンド相場を確認できました。
安値を結ぶトレンドラインを引き、ラインにタッチしたタイミングで順張りのHighエントリーを入れていきます。
大きな上昇ではありませんでしたが、ちょうどエントリー地点で反発したので取引は成功です。
他にも、ETH/USDのチャートで同じようなエントリーチャンスを発見したため、Highを入れました。
しかしこちらは予想に反して下落。
Highエントリーは失敗に終わってしまいました。
過去に複数回反発が起こった水平ライン
最後は、過去に2回以上反発が起こった水平ラインです。
反発して意識されている価格にラインを引けば、そのラインにタッチした段階で逆張りエントリーが有効です。
今回は2回エントリーを入れました。
結果は、こちらも大きな値動きとはいきませんでしたがエントリー地点から上昇し、エントリーは2つとも成功に終わりました。
ライントレードまとめ
実際にライントレードでエントリーした結果をまとめてみました。
注意点としては、ラインはあくまで指標であり、絶対ではないということです。
3回目のエントリーのようにラインをブレイクすることも珍しくありません。
その際無理に追ってエントリーすると、連続で負けてしまい大きな損失に繋がる恐れもあります。
ライントレードの際は、他のインジケーターの根拠も踏まえてエントリーすることが重要です。
自分のトレードスタイルに合ったインジケーターを組み合わせて、ハイローオーストラリアを攻略しましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。