インジケーター

一目均衡表の雲を活用したハイローオーストラリア攻略法を解説

ハイローオーストラリアでは、エントリーのポイントだけではなく、トレンドの強さや売買の状況を把握することで勝率アップが目指せます。

一目均衡表という指標の雲に注目すると、効果的に相場の環境認識が可能です。

本記事では、ハイローオーストラリアで取引するときの一目均衡表の雲の見方について詳しく解説します。

一目均衡表を知ろう

雲の見方を見る前に、まずは一目均衡表の見方について知っておきましょう。

一目均衡表は取引の使えるインジケーターの一つです。

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以下の画像は、チャート上に一目均衡表を表示したものです。

まずは、緑、青、赤の3本の線に注目してください。

  1. 緑線→遅行スパン、26日間の終値を遅らせて表示したライン
  2. 青線→基準線、9日間の最高値と最安値を結んだライン
  3. 赤線→転換線、26日間の高値と安値を遅らせて表示したライン

上記の〇日間という表現は、日足チャートで表示した場合を指します。

1分足で表示した場合は、26分間、9分間とローソク足の本数に応じて変わる仕組みです。

基準線(青線)と転換線(赤線)は、現在の相場状況を把握する際に用いられるものです。

移動平均線のような役割を担っており、上昇トレンド時は2本の線が上昇方向に推移、下降トレンド時は2本の線が下降気味に推移します。

基準線と転換線は、常にローソク足に近い位置で推移しています。

緑色の遅行スパンは、基準線や転換線に対して遅れて構成される線です。

26本分のローソク足の終値から計算されており、相場の強弱を意味します。

一目均衡表の雲を見て分析をする場合は、基準線と転換線、遅行スパンの3本についてはおまけ程度に考えておくと良いです。

動き方の違いを頭に入れておく程度で良いでしょう。

一目均衡表の雲

一目均衡表の雲は、以下のような場所を指します。

一目均衡表を表示させて、色の異なる雲のような形状をしたものを指します。

一目均衡表の雲は、以下2つの線で構成されたものです。

  • 先行スパンA→基準線と転換線から計算した中心値から26日分先行させた線
  • 先行スパンB→過去52日分の最高値と最安値の中心値を計算し、26日分先行させた線

先行スパンAは、基準線と中心線の中心値から算出される線のため、先行スパンBに比べてローソク足に近い位置を推移します。

対して、先行スパンBは過去52日分の高安値から算出されるため、価格にばらつきがありローソク足より遠い位置にある仕組みです。

先行スパンAと先行スパンBの間を一目均衡表における雲と言います。

上の画像を見ると、赤い〇の線が先行スパンA、青い〇の線が先行スパンBです。

先行スパンは線の算出方法を知るというより、チャート上でどのような動きを見せるかを把握しておくことが重要です。

一目均衡表の雲の見方

続いて、ハイローオーストラリアにおける一目均衡表の雲の見方について解説します。

一目均衡表の雲は、具体的なエントリーポイントと言うよりも、相場の環境認識に活用するものです。

相場のパターンと雲の動きについて見ていきましょう。

トレンド発生時の雲の位置

ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引では、トレンド相場の発生を見極めることで、明確なエントリーポイントや危険な相場の判断が可能です。

以下は、一目均衡表の雲が上昇トレンド時と下降トレンド時にどのような場所にあるかを示したチャート図になります。

画面左が上昇トレンド、画面左が下降トレンドです。

上昇トレンド時にはローソク足よりも雲が下にあり、下降トレンド時にはローソク足よりも雲が上にあることが分かります。

レンジ相場の場合は、細い雲がローソク足の中心付近を推移します。

まずは、雲の位置を見て相場が上昇・下落のどちらに傾いているかを判断できるようにしておきましょう。

トレンドの転換点

一目均衡表の雲は、ハイローオーストラリアでの分析でトレンドの転換点を見極める際に有効です。

以下のチャートをご覧ください。

赤い〇の部分を見ると、それまでオレンジ色の雲ができていたのに、その後のチャートでは青い雲が出現して下降トレンドが形成されていることが分かります。

先行スパンAと先行スパンBが交わると雲の色が変わり、トレンドの転換点になりやすいです。

強いトレンド相場でも、永久的に継続するわけではなく、いつか必ず終わりを迎えます。

トレンドの終わりを示す環境認識として、先行スパンAと先行スパンBの交わりが利用できるでしょう。

ただし2つの先行スパンの交わりは、トレンド転換をする瞬間ではなく、価格変動より少し遅れて出現するので注意してください。

上のチャートにおいて、実際にトレンドが転換し始めたのは黒い〇の部分です。

雲でトレンド転換を示したのは赤い〇の部分と、少し遅れてサインが出ていることが分かります。

そのため、転換を狙った逆張りではなく、相場の方向性を見極める場合や、トレンド方向に沿った順張りでの活用が必須となります。

トレンドの強弱を見極める方法

一目均衡表の雲は、トレンドの強弱を見極める分析にも効果的です。

赤い枠の部分と青い枠の部分を比較してみましょう。

  • 赤枠部分→価格は大きく下落、雲のサイズが大きい
  • 青枠部分→価格は一時的に反発(上昇)、雲のサイズが小さい

赤枠部分では価格が大きく下落したタイミングで雲のサイズも大きく膨らんでいます。

対して、青枠部分は下降トレンド過程で一時的な反発を見せており、雲のサイズも小さくなっている状況です。

雲のサイズを見ることで、大まかなトレンドの強弱が判断できると覚えておきましょう。

雲を活かしたハイローオーストラリア分析方法

一目均衡表はトレンド相場において優秀なインジゲーターですが、ハイローオーストラリアでの具体的なエントリーポイントとしては使いにくいです。

相場状況を把握するためのツールとして使用し、エントリーのタイミングや根拠は各々で付け加える必要があります。

以下では、相場状況の把握方法やハイローオーストラリアでの分析方法例を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

雲の大きさからトレンド相場の波を判断する

ハイローオーストラリアでは、雲の大きさからトレンド相場の波を判断する際に有効な分析ができます。

ハイローオーストラリアのような短期売買では、逆張りと順張りで狙うべきトレンド相場が異なります。

  • 順張り向き→波を付けずに小さいローソク足で推移するトレンド相場
  • 逆張り向き→定期的に反発をしながら大きなローソク足で推移するトレンド相場

波を付けずに小さいローソク足でだらだらと推移するトレンドは、トレンド継続の時間が長く順張り向きです。

反対に定期的に反発をして波があるトレンド相場は、トレンド過程での反発や転換が見込めるため、逆張りに向いています。

順張り向きのトレンドでは、一目均衡表の雲が以下のように推移します。

雲が発生した状態で、トレンド過程では雲のサイズが変わってほとんど変わっていない状態です。

仮に反発をしたとしても、レンジを形成した後に再度トレンドの発生が予測できます。

全体的な雲のサイズを見るのではなく、トレンド過程で雲が収縮していないかを見ると良いです。

逆張り向きのトレンド相場では、一目均衡表が以下のように推移します。

青〇のポイントを見ても分かるように、雲のサイズが一時的に小さくなっている相場です。

トレンド過程で複数回の反発が見られる状況のため、転換や一時的な反発を狙った逆張りに有効となります。

1分足や5分足でトレンドを分析する際に活用してみましょう。

上位足で相場の方向性を判断する

一目均衡表の雲では、トレンドの転換点が分析できますが、ハイローオーストラリアでは上位足で表示して相場の方向性を判断すると良いでしょう。

例えば、1分や5分足で普段分析をする方は、取引前に長い時間足の1時間足などに一目均衡表を表示してみてください。

普段分析する時間足より長い上位足から、大まかな相場の方向性を判断します。

1時間足で相場を見た際に、青い〇のポイントであったとしましょう。

青い〇の部分では、雲のサイズが大きくなっているので、強いトレンド相場が上位足で続くと判断できます。

上位足で上昇トレンドなら、必然的にハイエントリーが強くなります。1分や5分の下位足で分析する際に、ハイエントリーのチャンスを積極的に狙う流れです。

続いて、上位足で以下のようなパターンを形成したとします。

上位足を見たタイミングが青い〇のポイントであったとします。

先行スパンAと先行スパンBが交錯しているトレンドの転換と判断可能です。

上昇トレンドが終了し、相場が下方向に向かうと判断できるため、1分や5分の下位足ではローエントリーのチャンスを積極的に狙うことができます。

このように、相場の方向性を上位足と雲で確認をすることで、下位足での分析において勝率のアップが見込めます。

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