ハイローオーストラリアでは、サインツールを利用することで精度の高い裁量トレードができます。
サインツールは自作ができますが、ツールを作るにはある程度の知識と相場分析能力が必要となります。
本記事では、ハイローオーストラリアのサインツールを方法や必要な知識を詳しく解説していきます。
このページの目次
ハイローオーストラリアのサインツールの作り方
ハイローオーストラリアの取引でサインツールを使う際は、ハイローオーストラリアとは別の為替分析プラットフォームを利用して作成しましょう。
一般的なサインツールはMT4というプラットフォームで作成されています。
MT4ではMQL4という独自のプログラミング言語で構成されていますが、C言語に似た言語であるため知識がある方であれば充分作成が可能です。
ハイローオーストラリアのMT4ダウンロード方法は別ページを御覧ください。
MT4を起動したら画面上部にある本のマークをクリックします。
MetaEditorという項目が開かれるので、画面左上にある「新規作成」という箇所をクリックします。
次の画面で、「カスタムインディケータ」を選択して、画面下の「次へ」をクリックします。
次の画面に表示された「名前」の欄にサインツールの名称を入力します。
入力が完了したら「次へ」をクリックして、もう一度「次へ」をクリック、最後に「完了」をクリックしましょう。
次の画面で表示されるのが、サインツールの作成画面です。
同様の画面でサインツールだけでなく、カスタムインディゲーターの作成もできます。
ローソク足の根拠やインジゲーターの根拠を組み合わせたコードを入力しましょう。
作成が完了したら、画面上部の「コンパイル」をクリックして、エラーが出なければサインツールが完成します。
完成したサインツールは、MP4ファイルとZipファイルの両方で保存可能です。
作成したサインツールを他者に送る際、コードの内容を隠したい場合はzipファイル、コードの内容を公開しても問題ない場合はMP4ファイルで送ると良いでしょう。
サインツール作成には2つの知識が必要
サインツールの作成は、決して簡単なものではないと言えるでしょう。
以下2つの知識が必要となります。
- MQLのプログラミング知識
- 相場分析能力の知識
まず前提としてMQLのプログラミング知識が重要です。
C言語に似ているプログラミング言語ではありますが、多少の違いあります。
インジゲーターの根拠やローソク足の根拠などを言語化して表せるようにしておきましょう。
また、MQL言語の知識が合っても相場分析能力がなければ勝てるサインツールは作成できません。
MT5専用のサインツールを作る際は、MQL5とMT4とは別の言語を勉強する必要があります。
MQLの勉強方法
MQLでのコード作成は多くのトレーダーやプログラマーが取り組んでいるので、ネット上でも多くの情報があふれています。
また、MQL言語に関する本なども出版されているので、参考にして勉強を進めていくと良いでしょう。
書籍では、プログラミングの基礎知識から実際の作成例などが記載されているので、実際に自身でコードを入力しながら勉強をすることができます。
本を参考に作成して、分からない点や不明な点をネットの情報で補填していくのが良いでしょう。
また、サインツールを作る際は以下のポイントも抑えておくと良いです。
- 矢印の表示方法
- アラートの出し方
MT4内で表示されるアラートや矢印の表示方法を理解しておくと、実際のサインツールとして活用ができます。
相場分析の勉強方法
サインツールの作成方法が分かっても、相場分析能力がなければ勝てるツールは作れません。
過去勝率の高いロジックや直近相場で勝率の良いロジックを自身で模索していく必要があります。
ハイローオーストラリアの裁量トレードで必要となる知識ではありますが、相場分析能力を身に付けるには、実際にトレードをして身に付ける以外ありません。
トレードをしながら、どのようなポイントが勝ちやすいか、どのようなポイントで負けやすいかを把握しておくことが重要です。
また、過去勝率などを把握するために昔のチャートを見てみたり、バックテストツールを使うなどして、手法ごとの勝率を押さえておきましょう。
サインツールには言葉で表現できないポイントは反映できません。ファンダメンタルズでの分析やチャートの形で判断する根拠はうまく反映できないので注意しましょう。
サインツールの作成で相場分析の勉強をするのであれば、勝ちやすい時間帯やインジゲーター、ローソク足のサイズや形など数字や言葉で表現できるポイントを意識して勉強しましょう。
ハイローで勝てるサインツールを作るコツ
ハイローオーストラリアで勝てるサインツールを作るには、まずハイローオーストラリアの特性を良く理解しておくことが重要です。
- 通貨ペアを中心に扱っている
- 仮想通貨はBTCとETHの2種類のみ
- 判定時間は短期で30秒~15分、長期で1時間~24時間
ハイローオーストラリア専用のサインツールを作るのに、マイナーな仮想通貨で強いロジックや提供されていない判定時間でのツールを作っても意味がありません。
まずは前提として、ハイローオーストラリアのルールに沿った強いサインツールを作るという意識を持っておきましょう。
ローソク足のロジック
ハイローオーストラリアで勝てるサインツールを作るには、ローソク足のロジックが重要になってきます。
サインツールに組み込むと良いローソク足の根拠は以下の通りです。
- ローソク足のサイズや平均値
- ヒゲの長さ
ローソク足のサイズや平均値は、以下のような状況を指します。
サインツールに反映させるとすれば「ローソク足100本分(例)に対して、サインが鳴るポイントは平均値の2倍以上」という計算式を用います。
するとサインツール自体が平均値の高いポイントだけで鳴る仕組みです。
また、ローソク足のサイズやヒゲの長さは相場分析の勉強をして、どのようなポイントでサインが出てほしいかを事前にチェックしておきましょう。
インジゲーターの根拠
次に、インジゲーターの根拠を見ていきます。
ハイローオーストラリアのような短期売買では、以下のようなオシレーター系指標が人気です。
- RSI
- ストキャスティクス
- CCI
オシレーター系指標は相場の買われすぎ売られすぎを示してくれるので、逆張り時の根拠として用いやすい特徴があります。
どのインジゲーターの根拠をサインツールに反映させるかは自由ですが、根拠として加える際はインジゲーターの性質を良く理解しておくことが重要です。
例えばRSIを例にすると、デフォルト設定が期間14となっています。
これは、14本分のローソク足で買いと売りの力関係を示しており、平均値から現在価格が売られすぎ・買われすぎかを示してくれるというものです。
サインツールにインジゲーターの根拠を加える際は、期間などの細かい設定を加える必要があるので、期間などの設定値でもどの設定が強いかをチェックしておくと良いでしょう。
複数インジゲーターの組み合わせ
サインツールにインジゲーターの根拠を加える際は、複数インジゲーターの組み合わせも重要になってきます。
自身の裁量トレードで使用して、効果がでるような組み合わせ方をしていきましょう。
同じような機能を備えているインジゲーターを組み合わせても意味がないので注意してください。
上のチャートは、MT4上にRSIとストキャスティクスの2つをデフォルトで表示させたものです。
どちらもオシレーター指標となるので、同じようなポイントで反応していることが分かります。
性質が似ている指標を組み合わせても、サインツール内のコードが長くなってしまうだけで、充分な根拠の精査はできません。
上のチャートは、ボリンジャーバンド(偏差2.0)とストキャスティクス(デフォルト)で表示したものです。
トレンド系指標であるボリンジャーバンドとオシレーター系指標であるストキャスティクスを組み合わせることで、異なる根拠が合わさっていることになります。
インジゲーターの組み合わせも自由ではありますが、組み合わせ次第では期待値が落ちてしまう可能性があるので、事前に過去チャートなどで勝率の高いポイントをチェックしておきましょう。
根拠を付け足しすぎない
ハイローオーストラリアでサインツールを作る際は、根拠を付け足しすぎないことも重要です。
根拠を付け足しすぎると、サインツールが反応するポイントが少なくなってしまいます。
24時間チャートを見て分析できるという方はいないので、ある程度の回数はサインが反応するようなツール作りを心がけましょう。
根拠を付け足しすぎる | エントリーポイントがほとんどない |
根拠を甘く設定する | エントリーポイントが多くなり資金管理の乱れに繋がる |
上記のような弊害が発生してしまいます。
ハイローオーストラリアで取引できる銘柄は約20種類ほどなので、基本的に各通貨で1日2~4回ほどはエントリーポイントが来るくらいの設定をしておくと良いでしょう。
時間足を意識
サインツールを作る際は、時間足を意識しておくことも重要です。
ハイローオーストラリアでは最短30秒の判定時間が提供されていますが、MT4内には30秒の時間足が搭載されていないので、基本的には1分判定以上でのロジックを作成すると良いでしょう。
サインツールの根拠では複数時間足を根拠として付け加えることもできます。
- 5分足陽線が条件
- 5分足内の1分足で最後の1本が陽線である条件
時間足は1個だけを根拠にするのではなく、複数の時間足を根拠にして作成するとより精度も上がりやすいです。
言語化できる根拠であればサインツールに反映できるので、複数の根拠を用いて勝てるサインツールを作っていきましょう。
サインツールに完璧を求めないことが重要
ハイローオーストラリアのサインツールを作成する際は、決して完璧を求めないことが重要となります。
トレンド相場やレンジ相場、指標の前後と言った相場の環境認識は、サインツールでは反映できないことが多いです。
そのため、ツールを作る際は「このツールは〇〇のようなポイントで力を発揮する」と言った強み、または「〇〇のような相場では弱いのでスルーするべき」といった弱みを把握できるようにしておきましょう。
サインツールだけを使って淡々とエントリーしていけば長期的に利益を上げられることはありますが、チャートを見ながら自身の裁量も付け加えた上で精度を上げると良いです。
サインツールはあくまでもトレードの補助的な役割を担うツールであるため、実際のエントリーは自身で行う必要があります。
サインツールでチャンスを確認後、相場状況が悪ければスルー、相場状況が良ければエントリーといった流れで利用できるツールを作成していきましょう。
サインツール作りが困難な場合は購入もおすすめ
サインツールの作成はプログラミング・為替取引の初心者には難しいです。
そのため、作成が困難であるという方は、業者が提供しているツールを購入するのも1つの手であると言えるでしょう。
サインツールは多くの業者が提供しており、以下のような方法で勝てるツールかを見分けていきます。
- 数量を限定で販売している
- 勝率があまりにも高すぎない(57~70%前後)
- 簡単に稼げるといった甘い誘い文句で勧誘していない
- ツールの使い道や避けるべきポイントなどが明確に公表されている
ツールの販売件数が多ければ信用できると考えられがちですが、ハイローオーストラリアのルール上危険です。
ハイローオーストラリアは集団取引を禁止しているため、複数人が同じサインツールを使っていると口座凍結などの罰則対象になる場合もあります。(エントリーポイントが被るため)
また、ツールの使い道や避けるべきポイントなどを公表している、情報公開に積極的かつ販売者の身元が良く分かるようなツールを購入しましょう。
詐欺業者に注意
ハイローオーストラリアを介したサインツールの販売業者の中には、勝率を偽っている場合や使っても全く勝てないツールを販売している悪質な業者も多く存在します。
高い勝率を謡っている業者や高額な金額で販売している業者には注意しましょう。
また、サインツールと偽って、ルール違反である自動売買やコピートレードの勧誘をしてくる業者もあります。
悪質な業者に騙されないという自信がない場合は、業者から購入するのではなく、時間がかかっても自身で作成すると良いでしょう。
サインツール作成は初心者には難しく時間がかかる傾向ですが、相場分析能力とプログラミングの知識が身に付きます。
決して勉強することは損ではなく、異なるプログラミングを行う際やFXなどの投資を行う際にも役立てられるので、ぜひ挑戦してみてください。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。