ハイローの攻略法

平均足を使ったハイローオーストラリア攻略手法【ローソク足の方が勝てる?】

ハイローオーストラリアでは、トレーダーごとに様々な分析方法を駆使して取引を行います。

本記事で紹介する平均足は、トレンド相場の環境認識や強弱の判断に最適な平均足についてです。

平均足を使ったハイローオーストラリア攻略法を知りたい方はぜひ最後まで読んでください。

平均足とは

平均足は、為替相場などの分析で使うテクニカル指標の一種です。
見た目はローソク足に似ていますが、全く異なる性質を持つ指標となっています。

左が平均足、右がローソク足のチャートです。
大まかな形状は一緒ですが、トレンド相場時では以下のような違いがあります。

  • ローソク足
    →トレンド過程でも価格の上昇下落に合わせて陰線と陽線が出現する
  • 平均足
    →トレンド過程では、陽線・陰線のいずれかが連続して発生しやすい

価格上昇時を見比べると、平均足の方が圧倒的に陽線(赤)が多く出現していることが分かります。

平均足はローソク足のような明確な価格ではなく、価格の平均値を示す指標です。

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ローソク足だけでハイローオーストラリアを攻略する方法を別記事で公開しておりますので、よければご覧ください。

仮に、トレンド過程で一時的な反発があったとしても、トレンドが継続している場合は、連続して同じ方向の足が出現します。

平均足は、前足の終値より平均値が上か下かで陰線陽線が決まる仕組みです。

平均足単体で見ると、上昇時(黒枠)ではほとんど陰線が出現していないことが分かります。
価格の平均値から算出されているため、上昇時に極端な下落が発生していない限りは、陰線が出ることはありません。

まずは、平均足=トレンド時には陽線・陰線のいずれかが連続して出現するものと覚えておきましょう。

平均足の概要を踏まえたうえで、平均足の具体的な見方を解説します。

平均足の実体の見方

まずは平均足の実体についてです。

①のポイントでは平均足の実体が大きく、②のポイントでは実体が小さいことが分かります。

実体の大きさはトレンドの強さと捉えましょう。
①のポイントは実体が大きく強いトレンドが発生しているのに対し、②のポイントで徐々に弱まっているという相場です。

平均足の実体が大きい=ローソク足の実体が大きいというわけではありません。あくまでも、前足に対しての平均値が上がっている状態を指しています。

平均足の実体が大きい=トレンド方向への力が強いと覚えておきましょう。

平均足のヒゲ

続いて平均足のヒゲについてです。
平均足のヒゲは、直近相場での高安値更新を示します。

上図の黒い枠部分の陰線(青)は、下ヒゲをつけているので、下落が強く安値を更新したという証拠です。

隣の陽線(赤)は、上下にヒゲをつけているので、安値を更新しつつも大きく上昇した相場となっています。

ローソク足で見ると、上図の黒枠部分のようになっており、大陰線と大陽線が出ていることが分かります。

高安値を示すという意味はどちらも一緒ですが、平均足のヒゲは高安値更新で上昇・下落の勢いが強い時に表示されるものです。

ローソク足のヒゲは、ヒゲ方向への力が弱まっているポイントと認識できますが、平均足のヒゲは逆にヒゲ方向への力が強い相場を示します。

平均足の設定方法

ハイローオーストラリアの取引画面では平均足を表示させることができません。

MT4・MT5に標準搭載されているため、ハイローオーストラリア取引のためにMT4をダウンロードしたのち以下の手順で導入してください。

ハイローオーストラリアのMT4ダウンロードとおすすめ設定方法を解説ハイローオーストラリアの攻略に、MT4(MT5)は必須です。このページでは、最強分析ツールMT4のダウンロード方法と、ハイローに適したMT4の設定方法・ハイローの取引画面と連携できるかどうかについて詳しく解説します。ハイローの取引を本格的に始める前に、必ずMT4を導入してください。...
平均足挿入の流れ
  1. MT4・MT5上部の挿入をクリック
  2. インディケータ→カスタムの順にクリック
  3. 表示された各インディケータから【Heikin Ashi】の項目をクリックする

平均足は、ローソク足と同じようにメインチャートへ表示されます。
上記の設定だけでは、ローソク足の箇所と平均足が被ってしまうので、平均足単体での分析ができません。

そのため、平均足を表示する際は、価格をローソク足ではなくラインチャートにして設定を変えておきましょう。

すると、ローソク足と被ることなく、平均足のみがメインチャートに表示されます。
ラインチャートも消しておきたい方は、チャート画面で右クリックをして【プロパティ】を選択しましょう。

その後、色の設定画面で背景色とラインチャートの色を同じものにすることで、平均足だけが表示可能です。

また、平均足とローソク足の両方で分析したい方は、同じ銘柄を2つ表示させて、ローソク足と平均足それぞれに設定しておきましょう。

ハイロー取引における平均足の弱点

平均足は、トレンドの強弱を見極める際に有効な指標ですが、ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引で使っている方はほとんどいません。

使っているという方でも、環境認識として使用している方が多いです。
平均足は、ローソク足にはない弱点が多くあることが原因と言えます。

使い方の注意点も含めて、平均足の弱点を見ていきましょう。

現在価格が把握できない

平均足の最も大きな弱点は、現在価格が把握できないという面です。
ローソク足の場合は、価格変動に合わせて高安値、始値・終値の分析ができます。

しかし、平均足の場合は、名前の通り価格の平均が算出されて足が形成されます。
そのため、ローソク足のように明確な現在価格は把握できません。

  • ローソク足の場合→下落時には必ず陰線が出現する
  • 平均足の場合→下落時でも上昇トレンド過程では陽線が出現する場合がある

仮に、相場が一時的な下落をしたとしても、強い上昇トレンドの過程であれば平均足では陽線が出現する可能性もあります。

現在価格が把握できないうえに、細かい値動きの分析ができないため、短期売買が主流のハイローオーストラリアでは使っている方が少ない傾向です。

明確なエントリーポイントが判断できないのが弱点です。

レンジ相場での使い道がない

平均足は、あくまでもトレンド相場の環境認識に有効な指標です。
ハイローオーストラリアでは、レンジ内の反発を狙った逆張りが有効ですが、平均足で連ン時の動向を分析するのは難しいと言えるでしょう。

上図のような、一定期間の価格帯を行き来しているポイントを見れば、平均足でもレンジの把握はできます。

しかし、レンジの判断はローソク足でも分析できるので、わざわざ現在価格が分からない平均足を使う必要はないと言えるでしょう。

また、レンジ内での価格の強弱に関しては、平均足での分析が難しくだましも多いです。

トレンドの強弱を把握するには有効な指標ですが、相場に勢いがないレンジでは使う必要はないと言えるでしょう。

ハイローオーストラリアで平均足を活用する方法

ハイローオーストラリアで平均足を使用する方は少ないですが、環境認識として活用することは可能です。

  • 相場の方向性を認識する→平均足を表示させたチャート
  • 明確なエントリーポイントの判断→ローソク足を表示させたチャート

上記のように、平均足のチャートはメインではなく、サブのチャートに表示をさせておくと良いでしょう。

サブチャートは、1分や5分ではなく30分足や1時間足の上位足で表示するのがおすすめです。

上位足でトレンドの強さや相場の方向性を確認しておくことで、短期足で分析する際にエントリーの方向性が絞れます。

上記を踏まえたうえで、具体的な活用方法を見ていきましょう。

トレンド相場の強弱を把握する

平均足は、足の形を見てトレンドの強弱を分析する際に最適です。
強いトレンドが出ている相場を分析するには、以下のような見方があります。

まずは、上図の矢印部分のように、平均足の実体が大きくなっているパターンです。
前述したように、平均足の実体はトレンドの強弱を表します。

平均足の大きさが、トレンド過程で徐々に大きくなっているようであれば、強いトレンドと認識して良いでしょう。

次は、トレンド方向に向かってヒゲが頻発している相場です。
上図では下ヒゲが出ていますが、安値を更新し続けながらトレンドが形成されていると判断できます。

強い下降トレンドであると判断できるので、下降の場合は短期足でのロー狙い、上昇の場合はハイエントリーに絞るなどの環境認識が可能です。

トレンドの転換点を予測する

平均足は、トレンドの転換点を分析する際にも最適です。
トレンドの転換も複数のパターンから予測ができます。

上昇トレンドの発生後に、上図のような陰線(逆方向の足)が出現したら、トレンドが転換する可能性があります。

また、上図の〇のポイントのように、平均足のサイズが徐々に小さくなっている場合も、トレンドの転換点として意識されやすいです。

上位足分析をしている過程でトレンドの転換点が出現した場合は、これまでのトレンドとは逆方向へのエントリーを狙う、もしくはレンジ形成を予想してハイとローの両方で狙うといった対策が有効となります。

トレンド過程で一時的に反発する押し目・戻り売りの可能性もあるので、だましには注意して分析しましょう。

長期判定の順張りで平均足を活用する方法

平均足では、短期売買が主流のハイローオーストラリアでは不向きですが、ハイローオーストラリアの長期判定であれば活用することもできます。

ハイローオーストラリアのボリンジャーバンドおすすめ設定と使い方ハイローオーストラリアにおいて、ボリンジャーバンドは特別な使い方をします。環境認識としてのボリンジャーバンドの使い方を理解することで、ハイロー取引でさらに高い利益を目指すことが可能です。他とは一味違ったボリンジャーバンドの活用方法を紹介しているので、是非参考にしてください。...

5分や15分などの時間足に、ボリンジャーバンドを期間20、偏差2.0で挿入しましょう。

ボリンジャーバンドを表示させたチャートには、直近の高値と安値にラインを引いておきます。

価格が変動し、直近の高安値を更新+平均足の実体・ヒゲのいずれかがボリンジャーバンドにタッチしたポイントを確認します。

ボリンジャーの線に平均足が3本連続でタッチしたポイントで順張りのエントリーです。

1時間判定を活用して、残りの判定時間が30~60分程度あるタイミングで狙いましょう。

同様の手法は、ローソク足でも分析が可能です。平均足であれば足のサイズやヒゲでトレンドの強弱が分かるというだけで、特に優位性があるわけではありません。

平均足は長期の順張りであれば明確なエントリーポイントになるケースもあります。
チャンス自体はそれほど多くないので、定期的にチャートを見てチャンスが来ていれば狙うくらいの感覚で挑むと良いでしょう。

ハイローオーストラリアに口座開設しよう!

ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』

ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。

そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。

ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。

ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。

必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。

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