為替相場は曜日ごとに異なる変動を見せるクセがあります。
ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引においても重要な事であり、取引をする方は値動きのクセや傾向を把握しておかなければいけません。
本記事では金曜日にハイロー攻略をするときのコツを詳しく解説していきます。


このページの目次
金曜を避けるハイロートレーダーは多い
ハイローオーストラリアでは、土日を除く月~金曜日までほぼ毎日取引ができます。
※仮想通貨は土曜取引対応
しかし、ハイローオーストラリアのトレーダーは、金曜日を避けて取引する方が多いです。
金曜日は月~木曜日の相場に比べて荒れやすいと言われており、平日の中でも最も勝てないと考えられています。
金曜日の相場が荒れやすいのは間違いないですが、まずはその要因について見ていきましょう。
大口投資家のポジション調整
金曜日は大口投資家のポジション調整が行われやすい曜日です。
通常、外国為替の相場は土日が休日となっている国が多く、金曜日までに取引が終了して月曜日に再開します。
週を跨いでポジションを保有する投資家も一定数いますが、週を跨ぎたくないと考えている投資家の多くは金曜日になると一気にポジションを解消する傾向です。
それまでは大きなトレンドが発生していたとしても、金曜日の終値にかけて転換するという傾向は多く、テクニカル分析通りの値動きにならない場合があります。

重要指標が多い
金曜日は、注目度の高い経済指標が多い傾向にあります。
中でも代表的な指標が米国雇用統計です。
雇用統計
非農業部門雇用者数、失業率、平均時給、などの雇用状況が発表される指標。世界で最も注目度の高い指標であり、発表後は相場が大きく変動する傾向にある。
米国雇用統計は毎月第一金曜日の22時30分(夏時間は21時30分)に発表されます。
祝日が重なっていない限りは、必ず月1回金曜日に発表される指標です。


雇用統計はイベント化した指標のため、仮に結果が予想と同様の数値であったとしても大きく傾向にあります。
日中は流動性が低下しやすい
金曜相場は1日中荒れているわけではありません。
日中の相場は比較的落ち着いた相場で推移している傾向にあります。

相場が落ちついている=流動性が低下しているということなので、日中に取引をしてしまうとほとんど動きのない相場で取引をしてしまう可能性があります。
変動幅の小さい銘柄であれば同値負けのリスクも高まってしまうので注意しましょう。
通常は夕方以降で大きな変動を見せることが多いですが、前述した雇用統計の発表日であれば夜まで流動性が低下することもあります。
平均値が下がっている相場で取引をするのは、ハイローオーストラリアにおいて負ける可能性を高めてしまう要因となるので注意が必要です。
ハイローオーストラリアで金曜相場を攻略する方法
金曜日は勝ちにくい・リスクのある曜日とも言われていますが、視点を変えると充分攻略しやすい相場であると言えます。
金曜日の相場を攻略するには、以下のような金曜相場の特徴を抑えておくことが重要です。
- 指標による急変動が起きやすい
- ポジションを解消する投資家が多い
- 日中は静かだが夕方になると大きな変動を見せやすい(金曜以外の平日に比べて)
これらを踏まえて、金曜相場の攻略方法を見ていきましょう。
経済指標後の反発を狙う
金曜に重要指標が多いのであれば、あえて経済指標後の相場を狙うという手があります。
ハイローオーストラリアのトレーダーには経済指標を避けて取引する方が多いですが、実は大きく荒れる指標は逆張り向きの相場です。

上のチャートは、2023年4月7日のUSD/JPY相場です。
4月7日は雇用統計が発表された日でしたが、大きく相場が急騰していることが見て分かります。
しかし、急騰したあとはすぐに陰線を付けて反発していますが、相場の急変動時に反発するのは決して珍しいパターンではありません。
急騰後にそのままトレンドが継続することはほとんどないので、むしろ逆張りのチャンスであると言えるでしょう。

深夜帯相場を積極的に狙う
通常の為替相場では、ロンドン市場が閉鎖する深夜1時以降になると急激に流動性が低下します。
しかし、金曜日は深夜1時以降でも比較的値動きが多いケースが多いです。
雇用統計後であれば売買の過熱が継続することもあるので、比較的狙いやすい相場と言えるでしょう。

また、雇用統計などで急劇に相場が変動した後にレンジ相場が形成されたらチャンスです。
トレンド後のレンジ相場は高安値に指値が集まりやすくなるため、反発確率が高くなります。
RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系指標の反応も良くなるので、レンジ相場を戦うのに最適です。
金曜日のハイローオーストラリア取引は、深夜帯こそ狙い目になると言えるでしょう。

ポジション調整による相場変動を利用する
金曜日には、大口投資家などによるポジションの調整がありますが、ポジション調整を利用することで相場の方向性を絞ることが可能です。
もしも、週を通して強いトレンドが発生していた場合、週末の金曜日には転換をしてくる傾向にあります。

まずはチャートを1時間足などの長期足にして、相場の方向性をチェックしましょう。
週を通してトレンドが発生していたとしたら、金曜日はトレンドが転換する習性を活かして以下のようなエントリーの絞り込みを行います。
- 週を通して上昇トレンドが継続
→下落方向への転換を見越してローエントリーを中心に狙う - 週を通して下降トレンドが継続
→上昇方向への転換を見越してハイエントリーを中心に狙う
上記のように、相場の方向性を絞り込むことが可能です。
1分や5分などの短期足で見ても長期的なトレンドは分からないので、必ず取引前に1時間足などでチェックをしておきましょう。
相場の方向性を絞ることでより有利なエントリーができるようになります。

マーケットクローズの変動に注意
金曜相場では、日中の流動性低下だけでなく、マーケットクローズの変動に注意しておくべきと言えます。
マーケットクローズは各国の市場閉場時間で、通称「魔の時間」とも言われています。
市場 | 夏時間 | 冬時間 |
東京市場 | 15時 | 15時 |
ロンドン市場 | 24時30分 | 25時30分 |
ニューヨーク市場 | 5時 | 6時 |
ニューヨーク市場の閉場時間はハイローオーストラリアでの取引ができないので、基本的にはロンドン市場の閉場時間こそ注意しておけばいいでしょう。
市場が閉まる寸前になって注文が殺到することから、相場の変動が活発になります。
ハイローオーストラリアでは約定拒否の要因になりやすく、仮に約定しても大きくずれた位置で約定されるケースが多いです。
反発確率は高いですが、約定しても負ける可能性が高いので、金曜日で市場の閉まる時間は必ず避けて他の時間で積極的な取引をしていきましょう。



ぜひ参考にしてください
金曜相場を注意しなければならないのは、USD/JPYなどの外国為替銘柄です。
仮想通貨には明確な市場がなく、時間帯に関係なく売買が行われています。

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とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
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