ハイローオーストラリアでは、MT4上に様々なインジゲーターを表示して分析するトレーダーが多い傾向にあります。
本記事で紹介するのは、トレンド系インジゲーターのエンベロープです。
手法が定まっていない方や安定した勝率が出せていない方は、本記事を読んで相場分析の参考にしてみてください。
このページの目次
ハイローオーストラリアでエンベロープは最強なのか
結論から言うと、ハイローオーストラリアの分析でエンベロープを使っている方はほとんどいません。
エンベロープとは、MT4に標準搭載されているトレンド系のインジゲーターです。
- トレンド系
→トレンド相場の強弱を示すもの - オシレーター系
→相場の売られすぎ買われすぎを示すもの
ハイローオーストラリアは逆張り手法を好む方が多いため、相場の売られすぎ買われすぎを示すオシレーターの方が多様されやすいです。
付けた値幅ではなく少しでも思惑方向に相場が進めば勝ちという性質上、瞬時の反発を狙う事が有効とされています。
逆張りトレードはトレンド相場に弱いという弱点があります。
つまり、エンベロープでトレンドの分析ができていれば、逆張り手法で戦う際に危険な相場の回避ができるという事です。
また順張り手法を使う際には、明確なエントリーポイントとして機能する事もあります。
手法ごとや相場分析の方法によって使い分ける事で、ハイローオーストラリアでも有効に活用できる最強インジゲーターと言えるでしょう。
ハイローオーストラリアでのエンベロープの使い方
エンベロープを活用する際は、エンベロープがどのようなインジゲーターであるかを理解しておく必要があります。
エンベロープ
移動平均線を上下に一定価格で乖離をさせた線。現在価格が移動平均線の値からどれだけ離れているかを示して、トレンドの強弱を測るもの。
チャート上に表示させると上画像のようになります。
メインチャートに2本の線が表示されており、設定で移動平均線の値は自由に変えられる仕組みです。
期間設定に正解はないので、相場状況や手法ごとで調整をしてみましょう。
上の線に価格が近いと価格が上昇傾向、下の線に価格が近いと下落傾向にあるといった見方ができます。
エンベローブボリンジャーバンドのような形になっており、この線からどれだけ価格が離れているかをみて相場の環境認識ができるのです。
この事を踏まえて、ハイローオーストラリアでの活用方法を見ていきましょう。
相場の環境認識
まずは、エンベロープを使った相場の環境認識についてです。
為替相場は大まかにトレンド相場とレンジ相場の2種類に分けられます。
ハイローオーストラリアでは手法によって、トレンドとレンジのどちらか1つしか狙わないというトレーダーもいるくらいです。
レンジ相場かトレンド相場を見分ける際は、上チャートのように2本の線の傾きを見ます。
2本の線が一方方向に傾いているとトレンド、平行で横ばいに推移しているとレンジ相場であると判断が可能です。
- 上昇トレンドが作られている時→ハイエントリーが強い
- 下落トレンドが作られている時→ローエントリーが強い
- レンジ相場が作られている時→ハイorロー問わず逆張りが強い
ハイローオーストラリアでは、1分や5分といった短い時間足で相場分析をする事が一般的ですが、1時間足や日足といった上位足で相場の方向性を確認しておくと良いでしょう。
順張りでトレンド継続を狙う
2つ目の使い方は順張りでトレンドの継続を狙うという方法です。
ハイローオーストラリアでの順張りは勝ちにくい手法と言われていますが、短期売買という性質からそう言われているだけです。
エントリー自体は逆張りですが、順張りの目線で相場を見るとエンベロープを使った有効なエントリーポイントへと繋がります。
上のエントリーポイントをまとめると以下の通りです。
- エンベロープが下方向に傾いている(下落トレンドの発生)
- 一度反発した箇所にラインを引く
- 最下落後に上昇してきた点で下落を狙ったエントリー
ここではエンベロープの設定を期間20にして表示しています。
下落過程での戻り売りを狙ったエントリーです。
1分足チャートなどに表示させて、15分程の長めエントリーが有効なポイントと言えるでしょう。
その習性をエンベロープを表示させた状態で行えば明確なエントリーポイントとなる仕組みです。
ここでは下落過程を例に紹介していますが、上昇過程での押し目買いでも有効となります。
相場状況によっては、反発をしないままだらだらとトレンドを作ることもあります。その場合はエントリーポイントが見つけられないので、エントリーを回避するべきであると言えるでしょう。
狙う際はエンベロープの線で何度か反発をしている相場を狙うと有効です。
レンジ相場での逆張りを狙う方法
エンベロープはトレンド系のインジゲーターですが、レンジ相場での逆張りを狙う際にも有効です。
上チャートの〇部分がエントリーポイントとして有効となります。
- エンベロープの線が横ばいになっている事を確認
- 大陰線の発生(大陽線で逆張りローも可)
- エンベロープの線を1本のローソク足で破った箇所で逆張り
エンベロープの線が横ばいになるだけで、まずレンジ相場であると確認できます。
為替相場では1本のローソク足サイズが大きいほど反発確率も増すので、エンベロープの線をブレイクした箇所で高い勝率を出しやすいです。
こちらも期間20で表示していますが、5分足などで分析してあげると良いでしょう。
トレンドの前兆を確認する
エンベロープはトレンドの前兆を把握する際にも有効です。
エンベロープを表示させて、2本の線とローソク足の間に大きな空間ができるとトレンドの前兆になりやすいです。
この時の相場状況は持ち合い相場と呼ばれるもので、相場内で売買が活発でないと読み取れます。
投資家達の間では「次に出たトレンド方向にエントリーしたい」という心理になるため、早い段階でトレンドが発生しやすいのです。
例のチャートでもその後上昇トレンドができている事が分かります。
逆張りトレードではエントリーの回避、順張りではトレンドの初動で順張りエントリーなどをする際に有効です。
ハイロー取引におけるエンベロープの組み合わせ
エンベロープの概要や使い方について紹介しましたが、エンベロープ単体でエントリーする事はおすすめできません。
他のインジゲーターや根拠を付け足して、エントリーポイントを絞っていく事が重要となります。
エンベロープと組み合わせるインジケーターはRSIが好相性と言えるでしょう。
ハイローオーストラリアはRSIで勝てる記事にも記載している通り、RSIはトレンド相場、レンジ相場の両方で機能するインジゲーターです。
本記事で紹介したエンベロープを使ったトレンドとレンジでも併用して使う事で、より精度の高いエントリーに繋がります。
ダイバージェンスでトレンド反発を狙ったり、トレンド前兆を察知して回避すると安定した勝率を出せる可能性が高いです。
エンベロープは優秀なインジゲーターではありますが、レンジ相場では機能しないなどの弱点も多いので、使用する際は充分注意してください。
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