ハイローオーストラリアでは、様々なチャートパターンから相場分析をするのが一般的です。
中でもトレンド分析の方法であるダウ理論は有効とされており、人気の高い分析方法となっています。
本記事では、ダウ理論のハイローオーストラリアでの活用方法を詳しく解説します。
このページの目次
ダウ理論の6つの原則
ダウ理論とはアメリカのジャーナリストであるチャールズ・ダウ氏が考案した株式の理論です。
株式と同様に投資家の売買で構成されているFXなどの為替分析でも用いられています。
ダウ理論は6つの原則から構成されており、原則を抑えておくことでハイローオーストラリアでの短期売買にも活用することが可能です。
![](https://www.grendel-scan.com/wp-content/uploads/2020/06/HighLow-2.png)
平均価格に影響される
1つ目の理論は、平均価格はすべての事象を織り込むという点です。
市場の価格は需要と供給によって成り立ちますが、全て平均価格が市場の価格動向に影響を与えるという理論になります。
予測不可能なファンダメンタルズの影響であっても、平均価格に反映されることで相場の方向性を分析することができます。
平均価格は常に変動をしますが、移動平均線を挿入することで把握ができます。
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3種類のトレンド
2つ目の理論は3種類のトレンドがあるという点です。
ダウ理論にはトレンドの種類が以下のように定義付けされています。
プライマリーサイクル | 上昇・下降の明確な方向性 1年以上継続する長期トレンド |
セカンダリーサイクル | 長期トレンドと逆行する調整局面 3週間~3か月継続する |
マイナーサイクル | 中期トレンドの短期的な調整局面 数時間~3週間継続 |
長期・中期・短期に分類されており、長期は明確な方向性であり中期・短期はあくまでも調整局面という理論になります。
3段階の長期トレンド
ダウ理論では、長期トレンドも3段階になるという考えがあります。
![HIGHLOW AUSTRALIA dow theory](https://www.grendel-scan.com/wp-content/uploads/2023/04/HIGHLOW-AUSTRALIA-dow-theory.png)
- 先行投資家が買い始める
- 多くの投資家が追随し始める
- 一般投資家が参入して先行投資家が売却を始める
①はトレンドの前兆、②がトレンド過程、③が転換点となる仕組みです。
ハイローオーストラリアは逆張りが有効とされている投資ですが、③のポイントを狙うことで相場の転換点を意識した効率の良い逆張りトレードができるようになります。
複数の市場で相関性を確認する必要がある
ダウ理論はもともと、工業株と鉄道株価の平均で構成された理論です。
両者は連動性のないばらついた動きを示すものですが、両者が同じ方向性を示さない限り明確なトレンドは出ないという理論になります。
ハイローオーストラリアのような為替取引では、クロス円通貨やドルストレート通貨のような連動した動きをしやすい銘柄が多いです。
応用して複数市場から分析を行い相関性を見ることが重要なポイントになります。
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出来高の重要性
ダウ理論の要素には出来高の要素もあります。
トレンド形成中でも出来高がなければトレンド転換が意識されるポイントになるという理論です。
外国為替では明確な出来高が判断できないので、ローソク足の形状を見ながら明確な転換点を模索する必要があります。
トレンドの明確な転換点
ひとたび価格が上昇下落するとトレンドが継続しやすいという理論もあります。
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チャート左の高安値切り上げ段階では、トレンドの明確な転換点がきていないと考えることができます。
その後の下落で高安値が切り下げてきたポイントが明確な転換点になるという理論です。
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また、トレンドの定義が崩れたポイントで相場の方向性を予測することができます。
ダウ理論でハイローオーストラリア攻略
ダウ理論は株式投資で提唱された理論ですが、ハイローオーストラリアのような為替取引でも活用可能です。
トレンド相場の理論であるため、以下のような活かし方ができます。
- トレンド継続中に相場の方向性を理解する
- トレンド継続中に順張りのポイントを狙う
- トレンド転換を狙った逆張りのトレード
短期足で分析する場合でも、上記のような分析をすることでダウ理論に乗っかった取引が可能です。
具体的な活用方法を見ていきましょう。
トレンドの段階を意識する
まずは、トレンドの段階を意識して相場の方向性を確認するという方法です。
ダウ理論では長期トレンドで3つの段階があると解説しましたが、3段階それぞれで以下のような分析ができます。
- 長期トレンドの前兆を意識。相場の方向性を定めてエントリーする
- トレンド継続サインで、トレンド方向と逆のエントリーポイントは避ける
- 転換点のサインで逆方向へのエントリーを狙う
上記は全て、1分や5分足などの短い時間足ではなく長期足で見た場合を指します。
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まず、1時間足や日足でチャートを見て、相場の方向性を確認しましょう。
①や②のような強い上昇過程では、短期足で見た際にエントリーポイントをハイ一択に絞ることができます。
その後③のような転換が予測できる状況であれば、相場の下落を意識してローエントリーに絞って取引するという方法です。
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順張りエントリーに活かす方法
ダウ理論では、トレンドが発生するとしばらく継続するという理論があります。
トレンド継続の理論を活かすことで、短期足で見た際の順張りエントリーに活かすことが可能です。
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ダウ理論での強いトレンドの定義は以下の通りです。
上昇トレンド時 | 高安値を切り上げている相場 |
下降トレンド時 | 高安値を切り下げている相場 |
上のチャート画像では、高安値を切り上げながら上昇を決めています。
上昇過程で安値での反発を見せた矢印のような箇所で、上昇方向への順張りエントリーを狙うことが可能です。
また、直近の高値を上抜いてきたポイントなどに絞るとより効果的なエントリーができるでしょう。
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出来高を意識した逆張り
ダウ理論では前述したように、トレンド過程では出来高が重要になるという理論があります。
外国為替は決まった取引市場がないことから正確な出来高の把握をすることができませんが、ローソク足の形状を見て大まかな判断をすることが可能です。
ハイローオーストラリアでトレンドを狙う場合は、1分足などの短い時間足で分析をしていきましょう。
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上チャートのように、トレンドの天底でローソク足の実体が小さくなるとチャンスです。
一般投資家が参加したポイントである可能性が高く、明確なトレンドの転換点になりやすいです。
またローソク足のサイズが小さくなっていることで、出来高が徐々に少なくなっているとも考えることができます。
天底で停滞したポイントを狙って逆方向のエントリーをすることで、効率の良い逆張りのエントリーができる仕組みです。
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ダウ理論と相性の良いインジゲーター
ハイローオーストラリアでダウ理論を活用する際は、単体ではなく各種インジゲーターと併用して分析するとより効果的です。
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トレンド相場に関する理論となるのでストキャスティクスやRSI等のオシレーター系ではなく、以下のようなトレンド系インジゲーターを用いて分析しましょう。
ZigZag | 高安値切り上がり・切り下がりの分析に活用 |
移動平均線 | 平均価格の確認 |
ボリンジャーバンド | バンドの収縮で価格変動のばらつきを確認 |
上記のように活用することで、エントリーポイントの確認や環境認識がしやすくなります。
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ダウ理論はハイローオーストラリアでも充分活かせる分析方法ではありますが、初見ではなかなか判断するのが難しいです。
そのため、まずは過去チャートを見て理論通りの相場になっているかを確認、また瞬時の判断ができるようになってから実践で活用するようにしましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。