ハイローオーストラリアでは、短期間の為替動向を分析するのが一般的です。
為替相場の分析には値動きごとのパターンがありますが、チャートのパターンを把握しておくことでより効果的な分析ができます。
本記事では、ハイローオーストラリアのチャートパターンやテクニカル分析方法について詳しく解説をしていきます。
このページの目次
チャートパターンを知れば勝率アップが見込める
チャートパターンとは、為替相場が形成される際の値動きの傾向を指します。
値動きの形や傾向を意味し、同じような状況になった際に相場の方向性が予測できるというものです。
チャートパターンを分析するには、主にローソク足という指標が有効となります。
ラインチャートやバーチャートではチャートパターンの分析が難しいので、まずはMT4・MT5などをダウンロードし、ローソク足表示に切り替えて行うようにしましょう。
チャートパターンが効果的な理由
ハイローオーストラリアでチャートパターンによる分析が有効なのは、投資家による潜在意識が要因です。
為替相場は投資家による売買によって形成されます。
投資家達の中にもチャートパターンの理論が潜在意識として根付いており、傾向から分析して売買の判断にすることが多いです。
その結果、FX投資家の売買によってチャートパターンの通りに相場が向かう傾向にあります。
ハイローオーストラリアでは1分~5分足の短期足で狙う場合が多いですが、短期足でもチャートパターンの理論が有効となり、必然的にハイローオーストラリアでも利用ができる仕組みです。
投資家の売買で形成されることから、100%同じ理論になるというわけではありませんが、傾向として意識しておくことで効率の良いエントリーができるようになります。
ハイローオーストラリアの勝ちチャートパターン
次に、ハイローオーストラリアで勝ちチャートパターンについて紹介していきます。
ハイローオーストラリアでチャートパターンを活用した分析をする際は、以下のような目的を持って行うことが重要です。
- トレンドの前兆を把握するパターン
- トレンドの転換点を把握するパターン
- 相場の方向性を確認するパターン
チャートパターンの多くはトレンド相場で活用されています。
ちなみに、逆張りトレードが主流のハイローオーストラリアでは、トレンドではなくレンジ相場が好まれている傾向です。
転換点やトレンドの前兆を把握しておくだけで、相場の環境認識として危険な相場の回避や相場の方向性を意識したエントリーに繋がります。
具体的なチャートパターンと活かし方を見ていきましょう。
三角保ち合い
まず紹介するのは、三角保ち合いというパターンです。
三角保ち合いでは、トレンドの前兆を把握することができます。
上のチャート図を見ると、長いレンジ期間を経たのちに大きなトレンドが発生していることが分かります。
レンジ形成期間に注目して見ると、上昇下落幅が徐々に収束して平均値が下がっていることが分かるでしょう。
このような現象を三角持ち合いのパターンと言います。
三角持ち合い中は売買が落ちついているため、様子見に入っている投資家が多い状態です。
「次大きく動いてきたところでエントリーしよう」という投資家が増えるので、少し変動を起こしただけで大きなトレンドに繋がります。
三角持ち合い中に形成されたレンジでは反発が見込めないほか、急なトレンドに巻き込まれてしまい負ける可能性が高まるので注意しましょう。
- レンジ期間内での逆張りを狙わない
- 急なトレンドの発生に注意して取引を見送る
- 急なトレンドが発生して落ち着いてから、その後のチャンスを取引する
また、平均値が低くなっていないけれどもレンジ期間が極端に長くなっているという場合もトレンドの前兆になりやすいので注意してください。
ダブルトップ・ボトム
次は、ダブルトップ、ダブルボトムというパターンを紹介します。
上チャートでは、下降トレンド形成→安値で2回の反発→トレンド転換の流れになっていることが分かります。
安値圏で2回反発して転換しているパターンをダブルボトムと言います。
反対に上昇トレンド過程で高値圏で2回の反発をしたパターンはダブルトップです。
トレンドの明確な転換点になりやすいという特徴があり、以下のような活かし方ができます。
- 2回目の高安値到達で逆張りの根拠
- 転換してきた時点でトレンド方向へのエントリーはしない
- 長期足で分析して相場の方向性を確認する
普段1分足や5分足でエントリーしている場合でも、1時間や1日のような長期足でダブルトップ・ボトムの形成を確認することで、相場の方向性が確認できます。
また、2回の到達ではなく3回同じ箇所で反発をするトリプルトップ・ボトムも意識されやすいです。
ヘッドアンドショルダー
続いて、ヘッドアンドショルダーというパターンを解説していきます。
ヘッドアンドショルダーとは、以下のようなパターンです。
- トレンド過程で一時的な反発を見せる
- ①の反発後に高値を更新する
- 高値更新後下落して再度上昇するが②の値は超えず①の価格帯で反発する
あくまでも②の価格を頂点として、前後の①と③では同じ箇所で反発をしているパターンです。
③の時に①の価格帯で反発をしてくると、上昇トレンドの転換点になりやすいです。
ハイローオーストラリアでは以下のような活かし方ができます。
- ③の反発した状況で下落方向への順張りエントリー
- 長期足で分析して相場の方向性を確認する
③のパターンが形成された時点で、ダブルトップ・ボトムのように相場の方向性を確認することができます。
上昇過程で発生したのであれば、以後下落方向に価格が伸びる可能性があるので、ローエントリーに絞って狙うと効果的です。
また、③の発生を下落方向への順張りエントリーに活かすことも有効と言えるでしょう。
ソーサートップ・ボトム
続いて、ソーサートップ・ボトムというパターンを紹介していきます。
ソーサーとは日本語でお皿を示す言葉であり、チャート上でお皿のような円を描いたポイントを指します。
上のチャートでは、相場の安値圏で一時的に円状の相場が形成されていることが分かります。
安値圏での出現はソーサーボトム、高値圏での出現はソーサートップと言い、両者でその後相場が転換する合図になりやすいです。
現に上のチャート図では、ソーサーボトム出現後に価格が大きく上昇していることが分かります。
ソーサートップの出現ではその後の相場が下落方向に推移しやすいという特徴があり、ハイローオーストラリアでは以下のような活かし方が可能です。
- 長期足で分析して相場の方向性を確認する
- ソーサー方向への順張りチャンスが来た際にエントリーの根拠にする
短期足で見る場合はエントリーの根拠、長期の上位足で見る場合は相場の方向性を確認する目的で分析しましょう。
スパイクフォーメーション
続いて、スパイクフォーメーションというパターンを紹介します。
スパイクフォーメーションにはスパイクトップとスパイクボトムの2種類があり、上昇・下落どちらの相場でも活用可能です。
スパイクのパターンは別名V字パターンとも言われており、上図のような急落から急騰をするポイントのチャートパターンです。
上図は大きな下落後の反発になるのでスパイクボトムのパターンを形成しています。
相場の急変動では一時的に反発をする傾向にあり、ハイローオーストラリアでは以下のような活かし方ができます。
- トレンド過程で急にスパイクを形成したポイントで逆張りの根拠に追加
- 一時的な反発が確認できたポイントで順張りのエントリー
スパイクは結果論として語られることも多いですが、逆張りが主流のハイローオーストラリアでは明確なエントリーポイントにもなりやすい効果的なチャートパターンです。
相場変動と同時に急なブレイクが発生したら狙って見ると良いでしょう。
注目度の高い経済指標やマーケットオープン時にも出現しやすいです。
ラインフォーメーション
最後に紹介するのは、ラインフォーメーションというパターンです。
トレンド発生後に転換せずに、高安値圏で停滞するポイントを指します。
上図のように、直近の高値ラインが強く意識されており、高値をいつまでも更新してこないパターンです。
トレンドの天底で停滞し価格更新をしなくなると、トレンドの終わりが近いと判断が可能です。
- トレンドの終了を見越して、それまでのトレンド方向のエントリーを控える
- トレンド発生後のレンジで逆張りを狙う
ライフォーメーションの理論は、レンジ相場での逆張りにも活用できます。
トレンド発生後に高安値圏でレンジを組みだすと、起点となる価格帯で反発しやすいことから、通常のレンジに比べて勝率を上げやすいです。
トレンド後にレンジを形成してきたら、オシレーター系指標などの根拠も加えて積極的に狙っていくと良いでしょう。
パターンだけではなくローソク足チャート分析も重要
チャートパターンの分析は、ハイローオーストラリアを攻略するために重要ですが、同じようにローソク足チャートのテクニカル分析も重要です。
ローソク足は前述したパターンを見るだけでなく、サイズや形ごとに投資家の集団心理が現れています。
- トレンドの天底でヒゲを引くと転換しやすい
- 大陰線・大陽線出現後は反発をしやすい
- 小さなローソク足が連続すると、長期的なトレンドになりやすい
など
チャートパターンとセットでローソク足のパターンも覚えておくと、より勝率が高いハイローオーストラリアでの取引に繋がります。
また、チャートやローソク足のパターンは瞬時に判断できないと、ハイローオーストラリアでの分析に活かせません。
すぐに活用するのではなく、まずはチャートを見て判断できるようになるまでデモ口座などで練習をしてから活用するようにしましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。