ハイローオーストラリアはチャートとMT4・MT5、デモのチャートにずれがあると噂されています。
トレーダー達も【チャートが違う、おかしい】と感じながらトレードしています。
本記事では、ハイローオーストラリアのチャートずれを実際に検証して、どのチャートが最も適しているのかについて詳しく解説をしていきます。
このページの目次
ハイローオーストラリアのチャートのズレを分析
実際にハイローオーストラリアのチャートがどのくらいずれているのかを検証していきます。
今回検証するのは、以下の5項目です。
- デモ口座とリアル口座の数値ずれ
- スマホ版サイトとPC版の数値ずれ
- XMのMT4とハイローの数値ずれ
- FXCMのMT4とハイローの数値ずれ
- 各社MT5とハイローの数値ずれ
日中の時間で、値幅が小さいメジャー通貨に絞って数値ずれの検証を行います。
ハイローオーストラリアのデモ口座とリアル口座
まずは、ハイローオーストラリアのデモ口座とリアル口座での数値ずれを見ていきます。
下の画像をご覧ください。
どちらもUSD/JPYで、115.461と表示されている事が分かります。
ハイローオーストラリアのデモ口座とリアル口座の間では数値乖離が見られませんでした。
ハイローは、2022年1月に取引画面の大幅アップデートを行っています。
アップデート以前では若干数値ずれの発生する場面も見られましたが、現段階の取引画面になってからは、変化はないと言えるでしょう。
現状ハイローオーストラリアの取引画面ではデモ口座とリアル口座でチャートの形にも変化はないので、同じサーバーを使っているのではないかと考えられます。
デモ口座で取引練習をする際も、リアル口座と同じチャートでできるという証拠になるので、安心して利用しましょう。
手法研究や、取引の練習に最適です。
約定力の面ではデモ口座の方が優秀なので、練習と本取引での違いに注意してください。
スマホ版とPC版のズレを比較
次は、ハイローオーストラリアのスマホ版サイトとPC版のサイトを比較します。
ハイローオーストラリアにはスマホ専用のWebサイトがあるので、スマホでも取引することができます。
ハイローオーストラリアはアプリも提供されていましたが、サポート終了が発表されたため、現在はWeb版のみになります。
スマホ版WEBサイトとPC版サイトではチャートのずれがあるのかを検証していきます。
上画像は、同タイミングでスクリーンショットをしたチャート画像です。
上はPC版、下はスマホのWEB版になります。
どちらも数値は115.496と一緒です。
スマホの方が画面が狭いので、チャートの山は異なるように見えますが、反映されている価格は同じ価格が表示されています。
チャートを観察していると、若干ではありますがスマホ版のWEBサイトの方がチャートの反映が早いです。
PC環境やスペック等も影響する可能性は充分考えられますが、その後観察をしていても、スマホ版の方が早い印象でした。
しかし数値自体に大きなずれはなく、同じタイミングでエントリーをしても問題なく約定されています。
スマホは画面が縦長なので、PC版より表示されるチャートが短く、見た目もかなり異なります。PC版で見れば小さな値動きも、スマホ版だと大きな値動きに見えてしまう点は覚えておきましょう。
XMのMT4とハイローチャート
次に検証するのは、海外FXで最も高い人気を誇るXMです。
XMでは、プラットフォームでMT4とMT5の2つを提供しています。
まずは、MT4との数値ずれを検証していきましょう。
ハイローの数値は、115.541と表示されています。
対してXMのMT4では、115.531の表示です。
約1.0pipsほどの数値ずれが発生している状況です。
今回は、以下の会社のMT4も同時に検証しています。
- TitanFX→1.1pipsの数値ずれ
- IS6FX→1.5pipsの数値ずれ
- BigBoss→1.1pipsの数値ずれ
今回のXMでの検証では、数値ずれが1.0pipsであったため、他の会社と比べるとXMの方が数値は近いと言えるでしょう。
しかし、数値の乖離が大きいのは事実であるため、取引をする際は充分注意しなくてはいけません。
バイナリーは短期取引のため、小さな数値ずれでも勝敗が左右されることが多々あります。
また、時間帯や相場状況によっては変動する可能性もあります。
サーバーの違いで各社で差があるのは当然ですが、状況によってはハイロー数値との乖離が小さくなる可能性も充分あり得ます。
FXCMのMT4とハイローチャート
次に検証するのは、FXCM社のMT4数値です。
前述したように、ハイローオーストラリアはFXCM社のレートを参考にしていると公表しています。(通貨ペアのみ)
FXCM社
アメリカに拠点を置く、グローバル証券会社。提供プラットフォームはMT4のみ。かつては、FXCMジャパンという日本支社が存在していたが、現在は楽天証券の傘下に買収されている。
日本国在住の方は、FXCM社のリアル口座が作れない決まりとなっているので、ハイロー取引をする方のほとんどはデモ口座のMT4を使っています。
ハイローがレートを参考にしていると公表しているだけあって、検証の結果チャートずれも少ないことが分かりました。
中央の四角で囲った数値はハイロー、右側の矢印の値がFXCM社のMT4数値です。
ハイローでは115.497ですが、FXCMのMT4では115.489となっている事が分かります。
先ほどXMで検証した結果では約1.0pipsの数値ずれでしたが、FXCMとハイローのずれはわずか0.8pipsです。
もちろんこの数値も、相場状況によって変わる可能性はありますが、比較したFX会社のMT4でも最もずれが少ないと言えるでしょう。
かつてのFXCMジャパンでもMT4を採用していたため、現在は楽天証券でもMT4の利用ができますが、こちらは数値ずれが大きいです。
そのため、FXCMのチャートを使うとすれば、アメリカのFXCM社が提供するMT4を使った方が良いでしょう。
数値ずれは小さければ小さいほど有利に取引が進められます。
特にチャートのこだわりがない方は、FXCMのMT4をダウンロード後、デモ口座を申請してみてください。
MT5とハイローチャート
最後は、MT5とハイローの数値ずれについて見ていきます。
MT5はMT4よりも後から開発されたプラットフォームのため、動作スピードの速さや時間足の豊富さといったメリットが多いツールです。
特に、ハイローオーストラリアで3分Turbo取引をする方には、3分足が搭載されているMT5がおすすめと言えるでしょう。
MT5を使う際は、XMのようなFX会社がおすすめです。
以下は、XMのMT5とハイローチャートの比較です。
ハイローでは115.495、XMのMT5では115.490と表示されています。
差は0.5pipsであるので、チャートのずれもそこまで大きくないと言えるでしょう。
ハイローオーストラリアのチャートは基本ずれる
ハイローオーストラリアでは、マイページの取引画面から値動きの確認ができます。
リアルタイムレートによって反映されますが、その数値は他のチャートとずれていると言われているのです。
FXであれば、数時間単位や数日事の長い期間をかけて保有する方が多く、そこまでチャートのずれは気にならないと思います。
しかし、ハイローオーストラリアでは、1分~15分といった短い時間での価格変動を予想する事が一般的です。
そのため、少しでもチャートがずれていると、余計な負けを引いてしまうケースがあります。
また、ハイローオーストラリアでは同値負けのルールがあるので、数値のずれには特に注意しなければなりません。
同値負け
エントリーした数値と、判定時間の数値が同じ場合に負け扱いとなる。
過去には、仮に同値でも引き分け扱いとなって、エントリー額がそのまま返金されていました。
しかし、現在のハイローオーストラリアのルールでは同値は負けになります。
ハイローオーストラリアでどのような要因でチャートのずれが発生しているのかを、詳しく見ていきましょう。
各社で使っているサーバーが異なる
MT4やMT5は、共通のプラットフォームでありながら、各FX業者によって提供されています。
MT4やMT5はFXにおける取引ツールになるため、各FX業者がそれぞれ独自で提供しています。
MT4やMT5は共通のプラットフォームでありながらも、各社で異なるサーバーを使っていることから、全てで同じ値動きになることはなく、多少のチャートずれが発生してしまいます。
FX業界ではXMのMT4が人気ですが、ハイローオーストラリアは他のFX会社とは異なるサーバーを利用しています。
秒単位で数値の動く為替市場では、チャートずれが頻繁に発生するのです。
仮に市場の数値を素早く反映させるプラットフォームであったとしても、ハイローオーストラリアで有効とは限りません。
市場数値が正確に反映されているFX会社のMT4・MT5でも、ハイローオーストラリアがFXCM社のレートを参考にしている限り他社のレートと近くとも意味がありません。
重要なのは、チャートがハイローオーストラリアのプラットフォームとどれだけ近い数値で反映されているかになります。
ハイローオーストラリアはチャートの反映が遅い
ハイローオーストラリアでは、約定拒否や約定ずれなどが多く発生します。
約定拒否やずれは、以下のような要因で起こることです。
- 他のトレーダーの約定が集中している
- 価格変動が大きい
- 約定した瞬間に価格が動いた
ハイローオーストラリアのサーバーは弱いので、多くのトレーダーが集中して約定すると拒否に合うケースが多くなります。
また、価格変動の大きな銘柄や時間帯では、約定できないというケースも多いです。
FX会社のMT4やMT5とハイローオーストラリアとの数値に大きなずれがあるという事は、サーバーの弱いハイローオーストラリアへの価格反映が遅いからと考えられます。
各FX会社と比べても、ハイローオーストラリアのサーバーは弱いと言われており、すぐにチャートずれが発生してしまうのです。
指標やマーケットオープンなどの変動要因があるポイントに関しては、ある程度のチャートずれはしょうがないという意識で臨まなければいけません。
サーバーダウンやメンテナンス
ハイローオーストラリアでは、取引のない日曜日にメンテナンスを設けています。
2024年4月からは土曜の仮想通貨取引が開始されており、休みは日曜日のみとなっています。
メンテナンスの時間や時間付近には、チャートのズレがある可能性もあります。
特に、2021年に廃止となった、AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)でチャートのトラブルがよく発生していました。
明らかな数値ずれから、ハイロー側は後日「数値ずれの原因はサーバーダウンによるシステムメンテナンス」と発表したこともありました。
今後も明らかな数値ずれが起きないとは言い切れません。
明らかなチャートの停止や、値動きが反映されていない状態では、エントリーをせずに復旧を待つ方が賢明と言えるでしょう。
ハイローオーストラリアのチャートのズレの検証結果
今回の検証結果は以下の通りです。
デモ口座とリアル口座 | 数値ずれなし |
スマホ版WEBサイトとPC版 | 数値ずれなし ※反映は若干スマホ版の方が早い |
XMのMT4とハイロー | 約1.0pipsのずれ(USDJPYの場合) |
他社のMT4とハイロー (XMとFXCM除く) |
約1.1pips~1.5pipsのずれ (USDJPYの場合) |
FXCMのMT4とハイロー | 約0.8pipsのずれ (USDJPYの場合) |
XMのMT5とハイロー | 約0.5pipsのずれ (USDJPYの場合) |
このような結果となりました。
FXCMのMT4であったとしても、ハイローチャートと完全に一致する事はないという点が挙げられます。
また、検証したタイミングではXMのMT5との乖離が一番小さかったですが、通貨ペアや時間帯によって数値ずれは異なるものです。
そのため、ある程度のチャートずれはあるものと思って、ハイローでの取引に臨まなくてはいけません。
その時に1.0pipsの差が出ていれば、ハイローチャートも1.0pips分の数値を引いたり足したりして計算する事でスムーズな取引に繋がります。
また、明らかなチャートずれは発生している状態であれば、ハイロー側の問題である可能性が高いので、一旦取引を辞めて復旧してから再開するようにしましょう。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。