ハイローオーストラリアでは、各トレーダーごとに様々なインジゲーターを駆使して攻略しています。
今回紹介するのは、バイナリーオプション取引で人気なボリンジャーバンドです。
ハイローオーストラリアのボリンジャーバンドおすすめ設定と使い方を解説します。
このページの目次
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは、ジョン・ボリンジャー氏という方が開発したトレンド系のテクニカル指標です。
MT4では、「挿入」→「インディケータ」→「BollingerBands」の順にクリックすると挿入ができます。
中央には移動平均線が表示されており、その上下に標準偏差と言う特殊な計算式で算出された2本の線が表示されます。
ボリンジャーバンドは、この線の角度や動きを見てトレンドの強弱や相場の環境認識をするものです。
平均値からの散らばり具合が分かる
ボリンジャーバンドとは標準偏差という、学力の指標を示す偏差値のようなものが計算式として利用されています。
学力の偏差値では平均を50として、その上なら平均以上その下なら平均より下の学力と認識できますが、理論上はその仕組みと同じです。
今の価格帯が過去の価格と比べてどのくらいの散らばっているかが線の幅や角度に示されています。
トレンド相場であれば、上下のバンド幅が大きく広がりトレンド方向に角度を付けます。
レンジ相場になると価格が散らばっていないことになるので、バンド幅も狭く横ばいになる仕組みです。
このような習性から、相場状況を示す環境認識のツールして利用される傾向にあります。
設定期間によってバンド内に収束する確率が変わる
ボリンジャーバンドの挿入前にはまず設定画面が表示されます。
- 期間→移動平均線の期間
- 偏差→価格がバンド内に収まる確率を示すもの
この中でも偏差の設定がハイローオーストラリアでは特に大事です。
ボリンジャーバンドはこの偏差をσ(シグマ)という値で示し、そのバンド内に価格が収まる確率が明確にあります。
シグマの値 | 価格が収まる確率 |
---|---|
±1σ | 68.26% |
±2σ | 95.44% |
±3σ | 99.74% |
偏差1であれば、表示させたバンド内に価格が収まる確率68.26%です。
しかし偏差3にまでなると99.74%の高確率でバンド内に価格が収まると証明されています。
この習性を活かしてバイナリーオプションではバンドタッチ後の逆張りに用いる事が多く、有効な分析手段になると考えられているのです。
それ以上ではバンドに届かない事が多いですし、それ以下ではかなりダマシが増えますね。
ハイローオーストラリアでボリンジャーバンドは環境認識に利用
ボリンジャーバンドは標準偏差を用いた優秀なインジゲーターですが、この根拠だけを使ってエントリーしても勝つことはできないでしょう。
他のインジゲーターの詳細や使い方を知りたいという方は、ハイローオーストラリア攻略インジケーターの記事を参考にしてください。
大きなトレンドを狙うFXでは明確なエントリーポイントになる場合もありますが、ハイローオーストラリアにおける取引では環境認識のツールとして使う事がおすすめです。
トレンドの前兆を把握する
ハイローオーストラリアのトレーダーでは多くの方が逆張り手法を用います。
短期売買という性質上、相場の天底を狙った逆張りの方が有効であることは事実です。
逆張りでは長く続くトレンドが弱点となりますが、ボリンジャーバンドの特性を知ればこの強いトレンド前兆の把握ができます。
上チャートのように、横這いで推移していたバンドが上下に大きく広がった瞬間はトレンドの前兆であると把握できます。
価格の平均値から算出されることから、バンドが広がるという事は平均価格に散らばりが起きていると認識できるのです。
ローソク足1本で大きく広がったポイントではなく、徐々に高安値挑戦をして広がってくるポイントには特に注意が必要です。
トレンドを苦手とする逆張り手法では、このバンドの広がりを見てトレンドの回避ができます。
バンドの形で逆張りor順張りに適した相場かが分かる
標準偏差を使ったボリンジャーバンドでは、バンドの形状を見ることで逆張りor順張りに適した相場かが分かります。
- バンドが直線ではなく小さな波を打っている
- バンドが直線で一方方向に伸びている
ハイローオーストラリアで狙うべき相場は①の状況です。
波を打つ相場ではそれほど強いトレンドが出ているわけではなく、転換(逆張り)が見込める相場と言えるでしょう。
しかし、②の相場では一方方向に強いトレンドが発生しており、反発の見込めない相場のため順張りの相場となります。
バイナリーオプションで順張りを使う方も少数派ではいますが全くいないわけではありません。
順張り手法を使う方であれば②のような相場を狙う事で、勝率のアップが見込める仕組みとなっています。
バンドを急騰急落でブレイクした時
先ほど、横這いのバンドが上下に大きく開いた時は危険と解説しましたが、これはローソク足の作り方によって異なります。
バンド内に価格が収まる確率を利用すれば、バンドが広がったタイミングでも逆張りの大きなチャンスもあるのです。
具体的にいうと、上チャートのような矢印の箇所です。
バンドは大きく広がっていますが、それは1本の大陰線の出現によるものです。
為替相場は大陰線or大陽線後に一時的な反発をする習性があります。
その習性とボリンジャーバンドのバンド内に価格が収まる確率を組み合わせることで有効なポイントになる仕組みです。
レンジ相場内で発生した場合でも有効ですよ。
ボリンジャーバンドは使い方を間違えると負ける
次に、ボリンジャーバンドを使う際の注意点を紹介します。
ボリンジャーバンドは使い方を間違えると大きく負けてしまうインジともいえるのです。
現に考案者のジョン・ボリンジャー氏はボリンジャーバンド発表後に破産をしているとも公表されています。
注意点をよく理解して使うようにしましょう。
バンドウォークの発生
ボリンジャーバンドはもともとトレンドに沿った順張り系のインジです。
上チャートを見ると、下のバンドに沿って何度もタッチしながら下落している事が分かります。
これはバンドウォーク(線を歩いているように見える)と呼ばれ、トレンド時に強く意識されるチャートパターンです。
このバンドウォークが発生すると、短期判定のハイローオーストラリアでは何度も連敗してしまいます。
このような相場になると長いトレンドに巻き込まれてなかなか勝てない状況が続くので注意しましょう。
ただし、トレンド相場に沿った順張りで狙う場合であれば、上記のようなバンドウォークを狙うことで効率的にトレードができます。
バンド内に収まる確率の過信
2σ~3σといったバンド内に収まる確率は90%以上と高確率ですが、これはあくまでも確率の話です。
高い確率であるからと言って過信しすぎてはいけません。
価格変動の大きい夕方~夜の相場に絞ると90%の高確率で収まるというわけではなくなります。
確率を過信しすぎてしまうと資金管理の乱れに繋がってしまうので注意しましょう。
あくまでも根拠や環境認識の1つとして、他の分析手法と組み合わせる事が重要です。
『ハイローオーストラリアに興味があるけど、どうしようかまだ迷ってる』
ハイローに興味があっても、その1歩を踏み出せないでいる方は非常に多いです。
そんな方にお伝えしたいことは、まずは口座開設をしてみるということ。
ハイローオーストラリアの口座開設は手間もかかりませんし、口座の維持管理料も発生しません。
とりあえず持っておくだけでも、今後ハイローをやってみたいときにすぐに始めることができます。
ハイローオーストラリアの口座開設の流れは、こちらのページに詳しくまとめています。
必要書類や、ボーナスの受け取り方など、最も簡単、手軽に口座解説するための手順をまとめていますので、ハイローに少しでも興味のある方は参考にしてみてくださいね。