ハイローオーストラリアでは、15分以内の短期的な為替相場変動を狙う取引が人気です。
しかし、比較的長期的な判定である1時間取引もペイアウトが高く人気の判定時間となっています。
本記事では、ハイローオーストラリアの1時間判定の攻略法を詳しく解説していきます。
このページの目次
ハイローオーストラリアの1時間取引とは
ハイローオーストラリアで提供されている1時間取引の取引概要は以下の通りです。
取引形態 | HighLow HighLowスプレッド |
取り扱い銘柄 | USD/JPY EUR/JPY EUR/USD GBP/JPY AUD/USD AUD/JPY NZD/JPY GBP/USD EUR/GBP CHF/JPY USD/CHF CAD/JPY NZD/USD EUR/AUD GBP/AUD USD/CAD |
ペイアウト | HighLow:1.90倍 HighLowスプレッド:2.00倍 |
取引形態はHighLowとHighLowスプレッドのみで、TurboやTurboスプレッドの利用はできません。
また、取り扱い銘柄は外国為替に限定されており、貴金属や仮想通貨、株価指数の取引はできないルールとなっています。
しかし、外国為替だけでも16種類もの銘柄を扱っており、マイナー通貨も多いので幅広い取引に対応できると言えるでしょう。

ペイアウトはHighLowで1.90倍、HighLowスプレッドで2.00倍と比較的高いので、チャンスは少ないですが資金効率の良い取引ができるようになっています。
1時間判定は人気がない
ハイローオーストラリアのトレーダーで最も多いのが、5分~15分ほどの短期的な売買です。
また、5~15分判定よりも短い15秒、30秒、1分、3分といった取引も人気があります。
全て短時間で決着が着くことから、短時間であればあるほど大きな利益を出しやすい投資方法とと言えるでしょう。
対して、1時間判定はハイローオーストラリアの中でも長い判定時間となっており、すぐに結果が出るわけではありません。
短期売買とは違って、以下のような目線で取引を行っていく必要があります。
- 段階的な相場変動を狙う必要がある
- 1時間足では短期的な反発を狙う
- 1時間より下位の足で分析する際は、トレンド相場での分析を行う
- 1日に来るチャンスが少ないため、短期よりも多めの資金で取引をする
1時間足で見る際はレンジ相場での分析、1時間よりも下位足で見る際はトレンド相場を狙うことが重要になります。
順張り・逆張り両方の手法が効果的な判定時間ではありますが、短期売買に比べると1日に来るチャンスが少ないです。
そのため、短期で取引する際に比べて大きめの資金でエントリーしないと、うまく利益を上げることは難しいと言えるでしょう。
ハイローオーストラリア1時間判定おすすめ通貨ペア
1時間判定は、狙うポイントさえ間違わなければ判定までの時間が長いため大きな値幅が獲得できます。
そのため、扱っている外国為替通貨の全てでチャンスがあると言えるでしょう。

午前中から狙うべき通貨 | USD/JPY EUR/JPY GBP/JPY AUD/USD AUD/JPY NZD/JPY |
夕方以降のみ狙うべき通貨 | GBP/USD EUR/GBP CHF/JPY USD/CHF CAD/JPY NZD/USD EUR/AUD GBP/AUD USD/CAD |
豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨は、日本時間の午前中が市場の動く時間です。
そのため、1時間判定を狙う際に効果を発揮しやすい銘柄と言えるでしょう。
その他、クロス円通貨も午前中であれば変動が起きやすいので、1時間判定でのチャンスが来たら積極的に狙ってみてください。
午前中で大きな変動を迎えた通貨でも、お昼12時を超えた時間から急にボラティリティが低下する場合もあります。夕方まで流動性が低下することも多いので、基本的には8時~12時までの時間を狙いましょう。
また、スイスフランやユーロ関連、カナダドルなどは日中でほとんど動きがないので、夕方15時以降(冬時間は16時以降)を狙って行くと良いでしょう。

1時間判定おすすめインジゲーター
1時間判定はトレンドの順張りやレンジ内での逆張りで有効なので、基本的に様々な手法に対応している取引形態と言えます。
ただし、分析する時間帯や各種インジゲーターとの相性を見ながら、効率的な指標を使っていくことが重要です。
オシレーター系 | RSI ストキャスティクス |
トレンド系 | 移動平均線 ボリンジャーバンド |
上記のようなメジャーなインジゲーターを使って行けば良いでしょう。
1時間判定では長期目線での分析が重要となるので、インジゲーターよりもチャートパターンやローソク足の形状から相場変動を予測するのが一般的です。
また、オシレーター系指標はCCIのような反応が早い指標ではなく、RSIやストキャスティクスといった鈍い反応を見せやすい指標を使うと効率が良いです。

ハイロー1時間取引の攻略法
ハイローオーストラリアで1時間取引を攻略する際は、MT4・MT5での時間足設定が重要となります。
1時間足で見る場合もあれば、5分~15分足で長期トレンドを狙う場合もあります。
手法によって使い分けていくことが重要です。

上記を踏まえた上で、1時間判定の攻略法について見ていきます。
ストキャスティクスを使った逆張り攻略法
最初に紹介するのは、ストキャスティクスを使った1時間足での逆張り攻略法です。
チャートは以下の設定で準備をしておきましょう。

- 時間足:1時間のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:ストキャスティクスデフォルト表示
1時間足のチャートにストキャスティクスを表示させて準備しておきましょう。
1時間足では大きな陽線・陰線出現後に反発が見込めるので、その習性を狙って行きたいと思います。


1時間足でのチャートが表示できたら、直近の高安値にラインを引いておきましょう。
高安値いずれかのラインを大きく更新してストキャスティクスが反応した地点で逆張りのエントリーを仕掛けていきます。

上図の矢印の箇所がエントリーポイントです。
以下のようなポイントで狙っていきましょう。
- 上昇の場合:レンジの高値ラインを更新する大陽線の出現
- 下降の場合:レンジの安値ラインを更新する大陰線の出現
- ローソク足1時間が確定した時点で1時間後の逆張りエントリー
- ストキャスティクスの反応地点
上図では1本の大きなローソク足で安値を更新していることが分かります。
また、ローソク足にはヒゲがなく丸坊主を作った状態です。
上記のような箇所でストキャスティクスが反応をすると反発が見込みやすく逆張り勝率がアップします。
ストキャスティクスでの逆張りは大きな反発が見込めません。スプレッド取引では負けてしまう可能性も高まるので、HighLow取引で狙うようにしましょう。
RSIを使った攻略法
続いて紹介するのは、RSIを使った攻略手法です。
以下の設定でチャートを表示させておきましょう。

- 時間足:15分のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:RSIデフォルト表示
15分のローソク足にRSIを表示させておきましょう。
RSIはデフォルトの表示で準備しておいてください。
本手法では、RSIのダイバージェンスを狙っていきます。
RSIのダイバージェンス
価格とRSIの動きが逆行した現象

上図では、実際の価格は上昇しているにも関わらず、RSIの線は下降気味に推移していることが分かります。
このような逆行現象をダイバージェンスと言い、相場の転換点になりやすいです。
15分足で分析をして、上記のような逆行現象が出現したポイントで逆張りのエントリーを仕掛けていきましょう。

上図のエントリーと記載されたポイントがエントリーのポイントです。
以下のようなポイントを狙っていきましょう。
- 上昇の場合:RSI下落、価格上昇のポイント
- 下降の場合:RSI上昇、価格下落のポイント
- 高安値更新して直近よりも大陽線・大陰線で高安値を更新
- 逆張りの1時間判定

下降の場合は、価格が下落、RSIは上昇といった上図のようなポイントで逆張りハイエントリーを仕掛けていきます。
注意すべきポイントは、エントリーのタイミングです。
- 〇時30分以降のエントリー→×
- 〇時30分以前のエントリー→〇
1時間判定は〇時00分と判定時間が明確なので、確定足でエントリーしない場合は判定までの時間がバラバラになってしまいます。
そのため、30分以降のエントリーをしてしまうと、判定まで30分を切る状態になるので短期判定と変わりません。

GMMAを使ったトレンド順張り攻略法
続いて紹介するのは、GMMAを使ったトレンドの順張り手法です。
以下の設定でチャートを表示しておきましょう。

- 時間足:5分のローソク足表示
- 表示するインジゲーター:GMMA
GMMAとは、計12本の移動平均線で構成された複合型移動平均線という指標です。
計12本は6本ずつの短期線束と長期線束に分かれており、内訳は次の通りとなっています。
短期線 | 期間:3・5・8・10・12・15 |
長期線 | 期間:30・35・40・45・50・60 |
短期線と長期線はそれぞれ色を分けて表示しましょう。
5分足でトレンドが発生した際に順張りを狙っていきます。
まずは、価格変動が小さくローソク足の平均値が停滞したポイントを探しましょう。

ローソク足サイズが小さく停滞している相場は持ち合い相場と呼ばれ、投資家達が様子見に入っている状況です。
次にブレイクした瞬間に売買が活発となりトレンドを形成する傾向にあります。

上図の矢印のような箇所を狙っていきましょう。
- 持ち合い相場形成後に価格がブレイク
- ブレイク後にGMMAが平行に推移したポイント
- 順張りで1時間後の判定を狙う
持ち合い後の変動は一時的なブレイクの可能性もあります。
ブレイクしてすぐではなく、ある程度のトレンド形成が確認できた箇所でエントリーをしていきましょう。
前述した手法と同様、残り30分以降にチャンスが来た場合はスルーで、30分から1時間は判定時間が残っているタイミングのみを狙ってください。

経済指標後のトレンドを狙った手法
最後に紹介するのは、経済指標後のトレンドを狙った手法です。
こちらの手法ではインジゲーターを挿入する必要はなく、ローソク足のみで分析を行っていきましょう。
- エントリーポイントとなるローソク足:5分足
- 相場の環境認識をするローソク足:15~30分足
上記2パターンのローソク足で分析をしていきます。
- 豪準備銀行政策金利
- NZ中銀政策金利
- 英・欧のGDP、政策金利発表
上記のような指標がある日にエントリーを仕掛けていきます。
上記の指標では、指標発表後すぐに大きな変動を見せる傾向です。
しかし、初動での動きとは別の方向へ相場が動く傾向にあります。
まずは、15~30分足で指標発表後1~2時間ほどの相場変動をチェックしておきましょう。

まずは、上図のように指標発表後に急騰(下落時は急落)したポイントを探します。
この時点ではまだエントリーは仕掛けません。

その後、指標後すぐに変動とは逆方向に相場が戻してきたポイントを狙っていきましょう。
- 指標後のブレイクとは逆方向に推移したポイント
- 指標発表前の価格を更新してきたポイントで順張りの1時間判定エントリー
狙う際は、指標発表前の価格にラインを引いて5分足などを見ながら更新してきたポイントを狙うとエントリーしやすいです。
更新後すぐに反応して1時間判定でのエントリーができます。

なお、米指標のような夜に行われる指標では、そのまま深夜を迎えることから値動きの停滞が見られる傾向にあります。
上記の手法は効果的ではないので、あくまでも日中か夕方の指標に絞って狙うようにしましょう。
1時間判定の負けパターンと対策方法
1時間判定は短期判定に比べるとダマシが少なく、比較的高い勝率を上げやすい判定時間です。
しかし、中には負けてしまう方もおり、資金ショートにより市場退場をする方多い傾向にあります。
短期判定とのバランスや特性を押さえておかなければ、1時間足でうまく利益を上げるのは難しいでしょう。
1時間判定で負けるパターンと対策法を詳しく見ていきます。
転売による資金管理の乱れ
普段、5分ほどの短期売買をしている方は、1時間という長い判定時間に我慢ができない人が多いです。
ポジション保有中にドキドキしながら満期まで待つことから、すぐに転売をして決済してしまう傾向にあります。


また、チャンスが少ないことから通常の資金よりも大きな金額をエントリーしますが、結果転売をして期待値を失うパターンも多いです。
- 基本的に転売をせず、期待値を追って満期まで保有する
- エントリー資金の増減と1日のエントリー回数のルールを定めておく
複数時間足から分析をしていない
1時間判定は、短期判定と違って複数時間足での分析が重要になります。
1時間足で見た手法に絞る場合は別ですが、トレンド系で順張りを狙う際は1時間足よりも短期足で分析するのが一般的です。
1つの時間足しか見ていない状態では、エントリーの根拠が弱く相場の方向性がつかめない場合があるのです。
- MT4・MT5チャートに複数の時間足を表示させておく
- トレンドを狙う際は1時間足ではなく、5分や15分の下位足を重視
複数エントリーでの大敗
1時間足で複数の銘柄をエントリーすると、全ての銘柄で負けてしまう可能性があります。

上図は、2023年5月のUSD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYの3銘柄を比較したものです。
急騰・急落のタイミングが同じで、似たような値動きを形成していることが分かります。
短期足の場合は異なる値動きをするケースが多いですが、上位足で見た場合は同じクロス円通貨やドルストレート通貨で連動した動きを見せやすいです。
値動きが連動しやすいということは、複数銘柄で同じエントリーをして負けた場合、全てのエントリーで負ける可能性があります。
- 複数銘柄で一斉エントリーする場合:全てのエントリーで1回分の資金になるように調整する
- 銘柄を絞って1銘柄のエントリーに集中する
- ドルストレートやクロス円といった相関性のない銘柄のみ複数でエントリーをする

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